世界の地域別累計HIV感染者数

hiv

南アフリカのエイズ死亡者は、過去1年で(2006年半ば現在で)33万6000人になってるって! また、エイズ発症につながるHIV(エイズウイルス)感染者数は554万と同国の人口の11.6%で世界一となっている。このうち、20-24歳の女性の感染率は25%で、同年代の男性10%と比較しても深刻な状態だ。犠牲者の拡大を受けて、政府への批判が高まっている。
 一方、同国内ではエイズで死亡しても、医師がエイズに対する偏見から、HIV感染など正確な死亡診断書の作成を避ける傾向が強い。事態の深刻化を受けて、政府の無策が浮き彫りとなり、マント・シャバララ・ムシマン保健相への辞任要求が強まっている。保健相は、ARV(抗レトロウイルス薬)の安全性や効能は疑わしいと主張し、それに代わって、ニンニクやレモン、ビート(サトウダイコン)を医療効果のある食品として普及に努めている。 
 
 なぜサハラ以南のアフリカでは、これほどまでにエイズが蔓延してしまったのでしょうか?  
 まず、1つには衛生・医療環境の悪さがあります。これらの国では医師の数が少なく、また医療技術も先進国に比べてかなり遅れています。そのために、エイズが他の地域よりも急速に広まっていったのです。
 それから教育が十分に普及していないので、エイズに対する知識も人々の間に浸透していません。そのために、何も考えずに不特定多数と性行為を重ね、知らない間にエイズに感染してしまう人も多いのです。また感染してからも自覚がないので、さらに性行為を重ねていろいろな人にうつしてしまうことも少なくありません。
 
 次回2010年のW杯が開催されます。それまでには、世界の2位にはなって欲しいですね・・・。