ルール改正により、ジャンピングやツーステップ投法が認められるようになりました。

 この改正により、多くの投手が勢いよく飛び出して投げるようになり、球速が上がった投手も多くいると思います。

 投げる前に一歩大きく打者の方に飛び出せるので、投球距離が短くなります。

 勢いがつくので、腕振りも速くなりボールも速くなるのです。

外国では130km台のスピードを出す選手が増えてきて、日本選手でも120kmを投げる選手が増えてきました。

どんどんスピード化が進んで、ハードになるソフトボール競技ですが、諸外国の中で男子王者のニュージーランドのピッチングフォームはブラッシングの技術を最大限に活用したコントロールと変化球を中心としたピッチングで成功しています。

いくら速いボールを投げてもコントロールが悪ければいずれは失点してしまいます。

ピッチャーの役割は、相手打者をいかに打ち取るか、が課題ですので、コントロールと変化球のキレを追求していくと、大きく強く飛び出すことはマイナス要素があるので避けているのでしょう。

全国の多くのソフトボール投手から、大きく強く飛んだ方が良いのか、前に並行移動したほうが良いのかと尋ねられるのですが、どちらも一長一短です。

体格や体力、運動能力をよく考えて、投球フォームを決めなければなりません。

ツーステップは、スピードアップには効果がある一方で、細かいコントロールが身に付きにくいという難点もあります。

コントロールの問題がクリア出来るならツーステップがおすすめということになります。

繰り返し練習して、どんなに飛んでも狙ったキャッチャーミットにビシビシと投げ込めるようになれば飛ぶのが楽しくなります。

 ウィンドミル投法のブラッシングの技術を生かすことができるようになれば、飛べると思うのですが、ブラッシングの技術が身に付いていなければ飛んでもコントロールは難しいでしょう。

 球速も大事ですが、ピッチングはチームの勝利のためのものです。チームに貢献できる投球を深く考えてみましょう。

 

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