今日は去年の12月に観た、宙組公演のお芝居の感想を簡単に。


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スペインにハポン姓の人が多いというのにインスパイアされた
お芝居ってことだと思うんですけど、発想は面白いんですけど、
実際の舞台としてはどうだったのかな~と思ってしまいました。


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蒲田治道という実在の人物や夢想願流という実在した剣術など、
歴史好きな人にはウケると思うんですけど、女性にウケるかと
いうと、なんとも微妙な気が…。宿屋の女主人と下級武士との
恋愛ストーリーとして観ても良いのでしょうが、それだったら、
こんな壮大な設定でなくてもいいような気もしますしね(^o^;)


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去年、ハポンさん一行が来て、米沢市や仙台市を訪ねたことが
ニュースになってましたから、そういう点では良かったかと?


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真風涼帆さんは、最初から最後まで格好良いヒーローだったし、
菊の花の刺繍のマントや和洋折衷の衣装も素晴らしかったので、
全体的には、それなりに良いお芝居かな~と思えてきましたが。


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「誓うか、バルトロメ・ハポン」
「カタリナ」

ってラストを観たら、細かいことはどうでもよくなりましたし。
そういう意味では宙組のトリデンテは最強だな~と思いました。


主な出演者について…。


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蒲田治道(真風涼帆)

真風涼帆さんは夢想願流の達人である仙台藩士という役柄です。
実際に殺陣の場面も多いし、ザンバラ髪の長髪も格好良かった。
昔、愛しい恋人を亡くしたという翳りのあるところも素敵で…。
徹頭徹尾、格好良いヒーローだったのが、この作品の魅力かと。
次回の『アナスタシア』にも期待したいところです(*´∇`*)



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カタリナ(星風まどか)

星風まどかさんはコリア・デル・リオで宿屋を営むカタリナ役。
婚礼の前夜に夫となる人を亡くした悲しみから喪服を着たまま、
過ごしている女性。大農場主のドン・フェルディナンドからの
執拗な嫌がらせにも屈しない毅然とした美しい女性なのですが、
20代後半の未亡人という設定ですが、20代前半に見えます。
まあ実年齢どおりということですが、それ以外は演技も歌唱も
流石の素晴らしさで治道と微笑みを交わしながら退場していく
ラストは、とっても幸福感に包まれたので最高でした(*^▽^*)



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アレハンドロ(芹香斗亜)

ある意味、一番美味しい役が芹香斗亜さん演ずるアレハンドロ。
出番は少ないですけど、存在感タップリで、ラストの大団円も、
すべてアレハンドロのお蔭なワケですから大したものですね~。
二番手スターとしてのキャリアも長いし、そういうところから
醸し出される余裕も感じさせてくれて、頼もしいかぎりでした。



次回は『アクアヴィーテ!!』の感想を…。