そういえば今晩、テレビ東京で「永遠の0」の第二夜が放送されますね~


それで思い出したのがコチラの写真なのですが…




無地に等しい襟章に金星一つ燦然と輝く少尉任官の時がきた。
海軍士官の威厳を保とうとしても頬の緩みを防ぎようがない。

でも僅かな期間の訓練で海軍士官になれることで兵学校出身者や

下士官兵の中には面白くないと思われる方も多かったようです…



「学徒出陣-海軍予備学生の記録」

ペンを剣に変えて、訓練実習での真剣な表情や厳しい集団生活の様子、
休日に家族との面会を楽しむ姿など、激戦地へと赴く覚悟を胸にした
海軍予備学生たちの、かけがえのない汗と涙の青春の日々の記録です。


武運長久の寄せ書きされた日章旗を肩に、さまざまな
想いを胸底に秘めて武山海兵団学生隊へ向かう学徒達

皆様、この時代に大学へ進学されてるのだから本物の秀才かと…




到着した学徒達は受け付けを済ませると学生舎へ入るようです…



この学生舎への入り口が死地への入り口と思うと何んだかな~…


海軍体操

海兵団で一般兵と同じ様に、訓練の日々が6ヶ月間続くのです…


手旗信号の訓練

このあたりはホントに一般兵と全く同じような内容の訓練です…




同じと言えば、”吊り床”も同じですね。


こんなので眠るのは大変ですよね…。皆様、お偉いな~



水泳訓練

水飛沫を蹴って、っていう表現がピッタリとハマる一枚ですね~



灼けた肌に光る水滴、ってベタですけど爽やかで健康的ですよね。
爽やかと云えば、塹壕掘りの時でもカメラを向けると、この笑顔。


実戦訓練もスゴい迫力で、見てるだけで圧倒されてしまいます


こんな時代に大学生だったら大変だな~って心の底から思います……


階級でいえば士官でもなく兵隊でもなく、その中間の予備学生―
それでも学問への情熱と海軍士官の任務とのジレンマを克服して

祖国の難局に敢然と対処されたことは、称賛に値すると思います。




空で海で幾千の予備学生が祖国の繁栄を願いつつ、南海の果てで

北洋の島で甘んじて死んで逝ったことを永遠に忘れないように… 



ところで『アンパンマンのマーチ』は作者のやなせたかしさんが


京都帝国大学から海軍予備学生となり、特攻で戦死した弟さんを

偲んで作詞した歌だ、という風に世間では謂われていますよね… 



アンパンマンのマーチ


作詞:やなせたかし/作曲:三木たかし/編曲:大谷和夫/
歌:ドリーミング

そうだ うれしいんだ
生きる よろこび
たとえ胸の傷がいたんでも

なんのために生まれて
なにをして生きるのか
こたえられないなんて
そんなのは いやだ!
今を生きる ことで
熱い こころ 燃える
だから 君は いくんだ
ほほえんで
そうだ うれしいんだ
生きる よろこび
たとえ 胸の傷がいたんでも
ああ アンパンマン
やさしい 君は
行け!みんなの夢 まもるため

なにが君の しあわせ
なにをして よろこぶ
わからないまま おわる
そんなのは いやだ!
忘れないで 夢を
こぼさないで 涙
だから 君は とぶんだ
どこまでも
そうだ おそれないで
みんなのために
愛と 勇気だけが ともだちさ
ああ アンパンマン
やさしい 君は
行け!みんなの夢 まもるため

時は はやく すぎる
光る星は 消える
だから 君は いくんだ
ほほえんで
そうだ うれしいんだ
生きる よろこび
たとえ どんな 敵が あいてでも
ああ アンパンマン
やさしい 君は
行け!みんなの夢 まもるため


やなせさんは、何もコメントしてないので推測の域を出ませんが
なんだか妙に説得のある説だな~なんて思ってしまうんです(..)


友は飛行機で我らは艦艇で黒潮渦巻き巨砲の炸裂する戦場に赴く。
紫紺の袋に納めた軍刀を握りしめて……

そんなことを考え併せて、こういう写真を見ると泣けてきます



今度『アンパンマンのマーチ』を聴いたら、泣いてしまいそう

話は戻りますが明日の晩の「永遠の0」の第三夜も楽しみですね