そういえば文化学園服飾博物館の展覧会を記事にしましたけど…。







この『明治宮殿の暮らし』というエッセイ(?)を読み終えた後
早速“想像の旅”へと出掛けてみることにしましたよ(* ̄∇ ̄*)





はぁ、文章を読むだけでイマジネーションを掻き立てられます♪





取り合えず自分が「新年祝賀の儀」に参列する設定で旅します…。


宮城 正門


宮城の正門をくぐり、東車寄せへ馬車を乗りつけて、宮殿へと…。


宮城 東御車寄せ

車寄は幾つかありますけど臣下が使えるのは東車寄か北車寄です。

宮城 東御車寄階上広間

此処で従者と馭者たちと別れて東、又は西の『溜まりの間』へと。

宮城 東溜之間

宮城 西溜之間


そして予定時間になったら正殿へ移動。天皇・皇后両陛下はじめ
皇族の出御を各々の身分ごとに決められた立ち位置で、ひたすら
お待ちします…。結構、長時間立ちっぱなしでツラそうですけど。

宮城 正殿

正殿で皆が待ち受ける中、皇族方と天皇・皇后両陛下がお出ましに。

御大礼服(マント・ド・クール) 明治天皇の皇后(昭憲皇太后)着用 明治20年代後半

妃殿下方や皇后陛下は大礼服(マント・ド・クール)姿です。



学習院の生徒の中でも特に成績優秀・容姿端麗な華族の子弟から
選ばれた御裳捧持者と呼ばれるページ(待童)が曳き裾(マント)
を捧げ持っています。御裳捧持者の衣裳もスゴく素敵なですよね




紫紺のビロードの上下にボタンは白い絹を裂いたボンボン飾り、
という大変夢々しい衣装です。こういうのってスゴく好きです。



更に白いオーストリッチの羽根があしらわれた共布で作られた
帽子と白いタイツを穿いて、革靴(ローヒール)を履いたなら
それで“御裳捧持者”が無事、完成となります!なんだか素敵!


なんて素敵な装いでしょう



まるで少女漫画に出てくるような華やかな世界にウットリします 


両陛下が玉座と御座の前にお立ちになると式部官が参列者の名を
順番に読み上げていくので、自分の名前を呼ばれたら、両陛下の
御前に進み出て両陛下に新年のご挨拶を申し上げ、全員終われば
解散、っていう感じですか…。なんともアッサリし過ぎな気も?


宮城 竹之間

拝賀式終了後は殿方は竹の間で「お屠蘇」を頂きつつ暫し歓談後、
各自、適当に退出していく、っと。

宮城 牡丹之間

同様に、ご婦人方は牡丹の間で歓談後、帰途につく、みたいな…。


宮城 千種之間

明治宮殿の家具調度品の一切は、フランス製の特注品だそうです。
そういう物を見るだけで気分がUPしそう。旧き佳き時代の香りが。

ただし豊明殿のテーブルと椅子だけはドイツ製だという話ですが。


宮城 豊明殿

何故なんでしょう(; ̄Д ̄)?

宮城 豊明殿 

取り合えず、想像で勝手に優雅な気分に浸ることができました