バロックダンスレクチャーコンサートの続きです。これで最後。
。
コンサートに行ってから時間が経ちすぎたので間違っているところがあるかもしれません。
【メヌエット】
メヌエットは2小節で1セットになっています。
123456123456のイメージで1拍目で伸びあがる感じ。
バッハの3番のメヌエットは有名ですよね。あれを想像するとそうだなぁ、とわかると思います。
メヌエットの3番って鈴木のヴァイオリン教本にも入っているんですよね。
チェロは同じく鈴木の3巻に入っています。
バッハの無伴奏チェロ組曲(全6曲)では1番と2番の5曲目に入っています。
【ガヴォット】
もともとフランスの民族舞踊で寒い地方のものなのでピョンピョン飛び跳ねる。
4拍子の曲ですが、2拍の弱起(アウフタクト)あり。こんな感じかな。
34123412。
バッハの無伴奏チェロ組曲では5番と6番の5曲目に入っています。
【サラバンド】
ゆっくりとして重いイメージがありますよね。
イチニィ~~サン、イチニィ~~サン のイメージ。
しかしながら、ダンスの方はゆっくりした流れの中でもポンポン跳んでいます。
なかなか激しいです。
バッハの無伴奏チェロ組曲ではすべて曲の3曲目に入っています。
【シャコンヌ」
本来は明るくて軽快が基本。(バッハのヴァイオリンのシャコンヌは暗いですよね)
盛り上がるシーンで使われ、ジャンプ、ターン、ジャンプしながらのターンが盛りだくさん。
スペインが南米から持ち込んだらしく飛び跳ねるので女性の足が見える、ということで禁止に
なっていたらしいです。それが少しずつアレンジされて使われるようになったとか。
バッハの無伴奏チェロ組曲にはありません。
【パッサカリア】
変奏曲が多く、オペラではシリアスな場面で踊られるそうです。
リュリのオペラの中からパッサカリアを踊っていただきました。音楽が静かに進行する中で
ダンスは静と動。衣擦れの音が聞こえてくるように思いました。
バッハの無伴奏チェロ組曲にはありません。
【クーラント】
これはイタリアから来たもので、走るとか流れるとかの意味があります。
エンジンの冷却水はクーラントですね。
激しく駆け回っておられました。
バッハの無伴奏チェロ組曲ではすべての曲の3曲目に入っています。
【ジーグ】
こちらはイギリスから来たもので、タンタタン、タンタタンというリズム。
3/8拍子や6/8拍子、12/8拍子などがあるようです。
タンタタン タンタタンに合わせてステップ、ジャンプとターン。
バッハの無伴奏チェロ組曲ではすべての曲の6曲目に入っています。
そして最後にフランスのマレーが作曲した【フォリア・エスパーニャ】で演奏とダンス。
当時ヨーロッパで流行っていたようで、コレルリやヴィヴァルディが作曲(編曲)した
【ラフォリア】と同じ原曲になるものです。数えてみるとテーマを含め15曲が披露
されました。もともとはヴィオラ・ダ・ガンバと通奏低音用に作られたらしいですが、
この日はフルートとチェンバロ。フルートはとてもきついらしい。
ということで長くなりましたが、これでバロックダンスレクチャーコンサートの紹介を
終わります。
バッハの無伴奏チェロ組曲では上で紹介したダンス以外に(プレリュードは除いて)
アルマンドとブーレがあります。
バッハの練習にあたっては、その演奏で踊れるか? 時々自問しながら練習しようと
思います。
とても踊れないと思いますが^^;
最後までお付き合いいただきありがとうございました。