武田鉄矢 | 田窪一世 独白ノート

田窪一世 独白ノート

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舞台のこと、世の中のこと、心の中のこと、綴っていきます。

武田鉄矢さんの発言が物議を醸しているみたいです。

 

「人の悪口言ったってやつでしょ。我々、陰でいくらでも言ってますから。公に言わない、言ったそれだけの差で国際指名手配で、パスポート取り上げられるんですか?どう考えたって、法の秤があったら合わないんですよ」と捲し立てた。この発言が視聴者から”ガーシー擁護”と受け取られ現在も炎上が止まらない。(中略)武田と言えば「3年B組金八先生」シリーズで数々の名言を残しているが、その中にはこんな言葉がある。「正しいという字は「一つ」「止まる」と書きます。どうか一つ止まって判断出来る人になってください」このまま「老害」コメンテーターと化してしまう前に、どうか金八先生が語ったこの言葉を思い出してほしい。

 

というネット記事を読んで、色んな疑問が浮かびました。まず、ガーシーなどという卑俗な人物の「悪口」を面白がって囃し立てたのはマスコミと一般ネット民や視聴者たちです。そもそもそんな取るに足らない悪口など無視して話題にもしなければ、彼にお儲けさせることもなかったし、ましてや選挙に当選させることも無かったはず。そうすれば槍玉に上がった芸能人たちも冷静に無視していれば良かっただけで、こんな大騒ぎになることも無かったでしょう。そういう意味での「人の悪口言ったやつでしょ」だと僕は解釈しています。つまらない問題を煽って大騒ぎしたのは誰なんだ?果たしてちゃんと判断しなければならないのは、この薄っぺらい記事を書いた見識不足の記者と軽薄な視聴者の方ではないかと僕は思っています。

 

昔、さだまさしさんが「関白宣言」という歌を発表した時、「女性蔑視」だと女性解放運動家たちや世間は騒ぎました。しかしあれは亭主関白に憧れていたひ弱な青年の最大限のカッコつけと妻に対する最高のラヴレターです。それを可愛いと思えない女性解放運動家たちの懐の狭さ、判断力の無さ。この事と今回の騒動の類似性を僕は感じます。