本ページには多大なるネタバレが含まれます。

本作をプレイされていない方は、絶対に見ないことをお勧めします。

あとマジで駄文なのでまともなレビューとか無いです ごめんね

 

はじめに

私はADVってあんまりやらないんですけど、

ツイッターで本作が(日本語CV追加記念?で)紹介されてて、

それでなんかおもろそうと思って買ったんですよね。

結果あまりの面白さに脳を焼かれ、今こんなページを書こうとしてるわけですが

あらすじ紹介とかは私がやっても下手なんで気になる人は調べてみてください。

1つだけ言うと、重い話イケます!って人で、

男性×少女のカプが好きな方は100%買いです。

このタイトル画面に惹かれた貴方。私が保証します。後悔させません。

 

中国の方が制作されたらしいゲームで、作中の舞台も中国。

1630年前後が舞台ということで、中国の歴史に詳しい方であれば

より楽しめるかもしれませんがミリしらでも余裕で楽しめました。

やや翻訳ミスや謎の字幕ミスが目立ちますが、そんなのはどうでもいいくらい名作。

 

というわけで私が本作をプレイして感じた感想を、書き散らしていきます。

重要なのは、「考察」ではなく、私の「感想」だいうことです。

つまり本ページの全ては私の妄想です。

そもそも人気作だからまともな考察は既に沢山されてるだろうし

まともなレビューも他で沢山あるだろうからね。

 

さらに、余裕でストーリーの根幹のネタバレがある上に、

本作はネタバレ無しでやった方が絶対に良い(あたりまえ体操)ので

やってない人はできればもうやってほしい!

そして私も、既プレイ前提で話すので、未プレイだと訳が分からないと思います。

 

マジで!

本当にお願いね!

ネタバレ行くよ!

 

序盤中盤終盤、隙の無い面白さ

個人的に本作をやって思ったのは、「なんかずっと面白いな…?」でした。

題材の都合上、序盤から終盤まで緊張感があるので

それの影響もあるかもしれませんが、なんというか

序盤の面白さ、中盤の面白さ、終盤の面白さが全部違った気がします。

 

特に終盤の伏線回収というか、全ての謎が明かされる場面では

「マジかよ…!」となってばかりでした。

 

…ごめんなさい嘘です。

「あああああああああああああああああああああああああああああああああああ」

とか

「ぐわあああああああああああああああああああああああああああああああああ」

とか

「はぁっ……!はぁっ……!(高速浅呼吸)

とかになりながら読んでました。

 

まあこれはADVであればある程度当たり前だと思うんですが、

じゃあ序盤と中盤はどうなのって言うと、ここも超面白かったんですよね。

まず序盤、まず状況が現代の我々からするとイレギュラーなのもあって

退屈とは無縁の展開が続くわけですが、その中でもこの時期はやはり

「良」と子羊たちの関係の変化が見ていて楽しかったです。

最初は怯えられまくってたり、何なら殺されそうになったりしてたのに、

 

気が付いたら一緒にお風呂に入る仲に…は別になってなかったか。

子羊たちにあれこれパシりにされて、こんなんで良いのか…?と

自問自答する良の様子が、緊張感のある生活の中で程よいコミカルさで

すごく楽しく読めました。

それはそれとして風呂には入ったけど。

この時の満穂どんな気持ちだったんだろうって思う

 

そして中盤、舌と決別してからは良の格好いいシーンが増えて行って、

お前やれるやん!という気持ちに。個人的に成人男性×少女カプの男側は、

心根が善の悪人が一番捗ると思っていたのでまさにですよね。

 

というか中盤はこの舌との決別シーンが一番印象に残ってますね。

ちょっと画像は微グロなんで貼れないんですけど。

この辺、2週目するとマジで痛々しくて本当に辛かった。

「選択することができるのよ」かぁ…

この時の満穂どんな気持ちだったんだろうって本当に思うよ

 

基本的に、1周目は良に感情移入して、

2週目は穂に感情移入することになると思うんですけど

わたくしどっちも非常に感情移入できたのでとてつもなく楽しかったのかも。

良みたいな人と少女との組み合わせなんてもう何百回と妄想してきたからね。

 

ミスリードについて

本作は中盤まで基本的にずーーーーーっとミスリードにかけて来るんですけど、

「今ミスリードにかけてるよ!」って教えてくれるので

勘が良ければ割と早い段階で色々気付けるかも。

私は察し力0なので、答えが明かされるまで何も気づけませんでした。

そして

 

ここで

全てを察した私の情緒は無事お亡くなりになりました。

 

マジで、本作のプレイヤーの中で1番気付くの遅いと思うんですけど、

私本当に良が穂父を○してたって発想に1ミリも至ってなかったです。

 

ゲーム開始時の袋の話は(日を跨いでたし)流石に覚えてなくても仕方ないとしても

「父親が返ってこなかった」って言われたら普通誰かに○されたって思いますよね。

というか私も「誰かに○されたんやろ」とは思ってたんですが

それが良だったという発想には全く至らず…。

 

これがなぜなのか自分でも考えてみたんですけど、

私この時ずっと「満穂=穂じゃない説」みたいのをずっと考えてたんですよね。

良がずっと満穂を子供っぽくないみたいに言い続けてたし、

穂パートの展開見るに、これ穂も○んでるよね?って思ってたので

じゃあ目の前にいる満穂は穂じゃなくて、別の誰かが

穂の形を保っているだけなんじゃないか、みたいに思ってたんですよ。

この思い込みで、穂パートと良パートを結構分けて考えちゃってたんですよね。

 

つまり、作品に「お前をミスリードにかけるよ!」って言われて

「はい!ミスリードにかかりました!」ってなってたわけです。アホかな?

 

でも、私が

このシーンで受けた衝撃はマジでとんでもないもので、

ガチで2分くらい放心するくらいショックを受けたんですよ。

これってある意味才能ですよね。こんなに楽しめるなんて。

 

はぁ…

 

満穂について

もうねぇ、私が本作で言いたいことはほぼ全て穂に関してのことですよ。

この子、あまりに利口すぎる。

 

だって考えてみてくださいよ。

齢14の女の子が、3年間もの間ずっと追い続けた宿敵を前にして

「やっぱり○さない」って判断エグくないですか?

正確には○さない、というよりは○せなかったんでしょうけど、

要するに感情より理性が勝ってるってことですよね、これ。

11歳の時から、3年間も追い続けてきた宿敵を前にしてですよ?

 

いやまあ「この人を○したくない」という感情に理性が勝てなかった

捉えることもできると思うんですけど、個人的にはこれは薄いかなって。

だってもしそうなら、その結果として自分が○ぬ、って結論は無理じゃないですか。

(エンディング:見えず)

 

①私はこの人を○すためだけに生きている

②今のこの人は○す必然性があるような人では無くなってしまった

③じゃあ私が生きている理由が無くなった

 

っていう論理的過ぎる思考ですよねこれ。あまりに正しすぎる。

あまりに正しすぎて、人として正しい選択では無いんですけど、

でももうそんな事言ってられないよね…だってここまでの人生がさ…

 

良を○せなかった理由が、

「私が良を気に入ってしまったから」とかじゃなくて、

「良が善人になってしまったから」なのマジでヤバいと思いますよ私は

だって○意は変わってないんだもん。

それなのに○せなくなっちゃうって、どれだけ状況を客観視できてるの?

道中からずっとそうだったけど、どれだけ成熟しているの?

 

満穂にとって、過去の過ちから生きている自分はもはや善では無いわけで

目の前の善人を○すことができなかったのか…

とか書いてて思ったけど、良も圧政の被害者だけど、

一応加害者でもあるってのは間違いないわけで

翻って穂は100%被害者ですよね?

はぁ…。

うああ…ぐああああああああ…

クリア後すぐにこの文書いてるせいで感情が耐えられない

この気持ちを言葉にできない

私の語彙では陳腐すぎる

 

これだけの感情を抱えながらずっと旅をしてきたことと、

これだけの怨嗟がありながら良と和やかに談笑したりてたことと、

これらの経験を経てもなお、良に対しての○意が消えていないことと

 

消えるわけないのは分かってるんだけど、それでも消してしまえたら

どれだけ楽だったんだろうって思わずにはいられない

そしてそれだけの○意がありながら良を○せないこと!!!!!

この子は!!!!!!!!

どれだけ…はぁ…

 

今の満穂についての話はもうほぼこれに終始するんですよね。

自分の感情を処理するのが上手すぎる。

結局この後、良に豚妖を倒すって言われて納得しちゃうところとかも…。

直ぐに暗○するルートならともかく、反乱軍ルートを見ると

本当に、本当にただ強い人なんだなって答え合わせになる。

本当に…。

 

そして過去の穂について、これは正直ビビった。

前項で話した通り、途中から「あ、これ穂○にそうだな…」って思ってたんで

まさかあの過去から普通に地続きで生きた子供だったのマジビビったよ。

 

本作で一番驚いた所なんですよね、ここ。

正直、あまりにも過酷すぎて、何らかのオカルトパワーがかかってるもんだと

勝手に思い込んじゃったんですよ。すべてを諦めた穂が命を○って、

その後残留思念が仇の良を○しにきた、とかの方がまだ現実的じゃない!?

 

家族を○らって、ずっっっと一人で歩き続けて…

その果てに仇を○せないんだよ!?!?!?!?!?!?!(何回言うねん)

(もちろんその先に待つ未来は、

 どちらにせよ満穂にとって望むべき結果にはなっただろうけど)

 

本作クリア後、私は

満穂のことを考えるだけで心がキュってなる病気にかかったみたいです。

良にも感情移入して、穂にも感情移入したから2倍ダメージ受けてるのかも…。

 

満穂にとって、良がこういう人だったことは良いことだったのか、

それとも悪いことだったのか…

真エンドを見ると、きっと良いことだったんだと思いたい。

もし穂父を○したのが、ただの極悪非道な盗賊だったら

穂は楽に結末を迎えられたと思うけど、それ以上は無かったと思うから…。

 

あ、あと穂と言えば

CV釘宮理恵が合いすぎということは伝えたかった

多分日本に釘宮さん以上の適任は居ないだろうと確信できる。

普段ADVやらない上にアニメもあんまり見ない人間だから

余計にこう思うんですけど、声優ってすげぇなって思いました。

 

エンディングについて

私が1周目で到達したエンディングは、「逃げろ」でした。

多分最後の追いはぎにお金あげなかったからですね。

あの時は「こんなんにお金あげてもキリがないか」とか思ったわけですが

今考えると、(良自身も言ってたけど)こちらは説教できる立場に無いよね。

うん…。

 

正直入った直後は「バッドエンドやん!」と思ったし、

別にその感想は間違ってない(実際バッドエンド)なんですが、

数分経って改めて回想すると、かなり美しいエンドだなって思ってました。

 

結局、穂は良への復讐という目標を果たし、

良は最期に、自らの生き方を、僅かに掴み取った。満穂に導かれて。

結局豚妖を倒したかどうかと、最後隣に居たかどうか以外、

真エンドの「ともに○す」とほとんど同じ状況ですからね。

…うん。

 

そして次のエンディング、「見えず」。

ぐはあああああ!!!(吐血

 

失礼、取り乱しました。

わたくしこのエンド大好き大好き侍なもので…。

結局、このエンドだと良は○なないわけなんですが、

ただ、穂が良への復讐を成功させたエンドでもあるんですよね。

これ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

怒らないで欲しいんですけど、これもうさぁ…ですよね

は?何言ってんのそんな訳無いじゃん

いや待て話を聞いてほしい

 

真エンドだと、穂は良が来るのを待ってる(あるいは良が間に合う)わけですが

このエンドだと、穂は自ら命を○つわけです。

この違いが何か。

先ほども述べた通り、「良への復讐が完遂するか否か」です。

 

真エンドは、どちらかというと良への復讐は描かれません。

少なくとも「ともに○す」では完全にそのシーンはありませんし、

「ともに生きる」でも、少なくとも今すぐに…という感じではありませんよね。

(というか個人的にはともに生きるエンドだと添い遂げたんだと思ってる)

 

要するにこのエンドは、穂から良への評価が、

「当初の計画を挫折するほど」にまでなってしまったにも関わらず、

穂は良を待てなかったエンドなんです。

 

恋だろ!!!!!!!!!!!これは!!!!!!!!!

いや違うか…(冷静)

ただ凄いキュンキュン来るよこれ なんで?感覚バグってる?

 

良も言ってましたけど、靴を残していったのは

良から貰ったものをあの世に持っていけなかったから…

ってのもまあ、あるとは思うんですけど

良に気付いてほしかったのかなって。そうじゃないと復讐にならないから。

でもそれってやっぱり恋だろ!!!!!!!!!!!(狂気)

ハァ!!!!!!!!

 

(流石に言葉足らずで意味不明すぎたので

 1日後にこの怪文を見返している私から追記)

上の穂についての項で、私は穂が良を○せなった理由として

「穂が良を気に入ってしまったから」ではないと説明しました。

これは穂が良を○せなった理由としては間違いなく正解だと思います。

もし単に穂が良を気に入ってしまった、

あるいは好きになってしまったとか、

その程度の理由であれば、穂は良を○せていたはず

だと私は考えているからです。作中で誰よりも強いからね、穂は。

 

じゃあってなんだよって話ですが、正直自分にもよくわからないです(は?)

ということで、恋って何?とgoogle先生に聞いてみたところ、

 

・特定の人に強くひかれること。また、切ないまでに深く思いを寄せること

 

とありました。

これや

その後に同じ欄に「恋愛。」と続くので、正しい用法ではない気がしますが

それでも私が言いたかったのはこれです。

穂は復讐相手として、また他の似たような境遇の少女たちを、

一応ながら守る存在として、良のことを深く観察していたはずです。

その結果として、満穂は良のことを、良自身よりも深く理解してしまった。
この状態を、私は恋と呼ぶことにした、ということです。多分。知らんけど。

 

いや改めてまとめても意味不明じゃねーか!

(追記終わり)

 

そして…真エンドその1、「ともに生きる」。

これは…本当の意味でハッピーエンドですね。

多分これが正規ルートなんだよ。一番正しい。絶対守護神。

 

私はハピエン厨なのでハピエンが無いと発狂してしまいます。

なのでこのエンドがあって救われた命の1つです。

ただこのエンド自体が一番好きかと言われると別にそうでもない。

ハピエンが無いと○んじゃうけど、ハピエンが一番好きなわけでもない、

世界一奇妙な生物が私です。

 

わざわざ言語化するのも無粋かもしれませんが

この後満穂と良は○ぬまで一緒にいたとは思うんですけど、

個人的には添い遂げて一生を共にしたのかなって思ってます。

ずっと一緒に居ること自体が、○すことというか… うん、無粋だね

 

というか

エンド名「ともに生きる」なんだから生きとけずっと!!!!!!!

傍にいろ!!!!!!!!!!!!!

 

そもそも!

良は5年ごとに洛陽に行くって約束普通に破ってて!

それでも9年目に約束を果たしたとき、満穂は直ぐに洛陽に行こうとしてた!

これは愛や!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

アアアアアアアアアアアアアア!!!(発狂)

 

(またしても追記)

ここで、愛についてもgoogle先生に聞いてみました。

 

・そのものの価値を認め、強く引きつけられる気持ち。

 

ハァ!!!!!!!!!!!!!

(追記終わり)

 

ちなみに満穂が成長してますが私は少女の成長は大好物なので問題ありません。

そのままでも成長後でもいける口です(は?)

 

ラスト…真エンドその2、「ともに○ぬ」

私が最後に見たエンディングです。

私が本作の2週目を始めたとき、求めていたエンディングそのものでした。

これが欲しかったんです。でも、でも

死なないで…(わがまま)

うぅ…(情緒不安定)

 

復讐劇っていつもそう

死ぬ瞬間しか分かり合えない

はぁ…

 

私はともに生きるエンドよりこっちの方が好きです。

好きなんですけど…

あああああああああかんダメやっぱり二人とも生きてくれ…

 

穂のことを、良を探し回った3年含めて

12年も待たせるのはあまりにも辛いのかもしれないと思いつつ

でもきっと生きた分の価値はあるはずなんだ…きっと…

 

(またまたまたしても追記)

私がこのルートを待ちわびていながらも、

このルートを見ると本当に辛くなってしまう理由をずっと考えてたんですけど、

「唯一、穂の復讐が為されないルートだから」かもしれません。

ともに生きるルートだと、今後、一生分時間がありますから

いつでも復讐を完遂する時間がありますが、こちらには無かった。

 

もちろん穂は最後に良を自分の手で○さなかったという選択をしたわけですから、

それが穂の気持ちだったわけで、別に問題無いんですけど、

だからこそ、「だったら○ぬな!!!!!!!!!生きろ!!!!!!!」

と思ってしまうんでしょうね。

もしここで良が穂の手にかかって○んでいたら、違う感想になってたかも。

 

っていうかさぁ…

「良…抱きしめて」ってさぁ!!!!!!!!!

これはさぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

愛だ!!!!!!!!!!!!!!!

 

あい【愛】

・そのものの価値を認め、強く引きつけられる気持ち。

 /大事なものとして慕う心。

    -「母への―」。特に、男女間の慕い寄る心。

by google先生 

(追記終わり)

 

おわりに

なんだこの怪文書!?

最初はちゃんとしたレビューも含めた内容にしようと思ってたんですけど

自分の文章力が低すぎて無理だったからこうなりました。

 

私はこのゲームに破壊された情緒を取り戻すために、

1日1回ともに生きるエンドを見て心を癒そうと思います。

…いや導入部分で心壊れるからプラマイゼロだわ

 

ちなみにお気づきかと思うんですが、

穂の好感度低いエンドと、途中のデッドエンド系をまだ見れてません。

好感度低いエンドは落ち着いてきたら見ようかなとは思ってます。

アンテのGルートを見に行くような気持ちだけど。

 

とりあえず、このゲームは私の魂のゲームの1つに加わりました。

そしてこんなクソ文章垂れ流してごめんなさい。