こんばんは。
ハエがたかる男 ならぬ ゴキブリがたかる男、 沢庵です ( ==)
えー、
カッコのことは もうどーでもいいので ( T T)
今日は BMWの安全性について語りたいとおもいます
まず、 スペック的な小難しい話は \(・_\) 置いといて (/_・)/
基本的に BMWは安全なクルマだと思います
設計方針的に いろいろ考えられています
エアバッグも 前だけで6つも付いてるしね
が、
ん? と思ったことがあります。 買うときからね。
で、 実際 危ないことが数回ありました
コレ ↓
これだけ見て わかったら IQ 200
サプリガードっ!
ありがちな 「ハザードが下にあって使いにくい」 じゃないぞ
わからないか・・・ じゃ ヒント
えー、 BMWの話としてますが、内装はシリーズによって異なりますので
この写真の3シリーズ限定ってことで。
しかも前期型は知らないので、 E46後期限定の話ってことで。
そろそろ わかりましたか?
そう
前部ドアに窓を開けるボタンがついていないのだ
これ、なにを意味するかわかります?
助手席に乗った人は、
センターコンソールのボタンを使うしかない
しかも
後部座席のウィンドウボタンと 非常に近い
だんだん わかってきましたね
沢庵家では
前方
┌───────┬──────┐
│ │ │
│ │ │
│ 沢庵パパ │ 沢庵 │
│ │ │
│ │ │
├───────┼──────┤
│ │ │
│ 愛犬 │ │
│ │ │
│ 沢庵ママ │ │
│ │ │
└───────┴──────┘
後方
このような配置で乗っています
愛犬は沢庵パパのヒザの上が多いのですが、時々沢庵ママの方にも行きます
そして 窓をあけて 外を見ています
そこに、 酔っぱの 沢庵パパが 横の窓を閉めようとすると
後ろの 愛犬の首が飛びます
間違えて 後部の窓のスイッチを押してね
コレ、実際 危ない場面が 2,3回ありました
別に沢庵家だけの問題ではなく、 後ろに子供を乗せてる場合がありますよね
子供の首が飛びます
酔っぱの沢庵パパがマヌケなんでは?という話もあるでしょうが
酔っぱらってない時も たまにやります
運転者と違い
助手席に座る人 というのは車内になれてない んです
客人とか、 初めて乗る人も 多くいます
特に 初めて乗る人は ほぼ間違いなく
「 あれ? 窓を閉めるの・・どこ?」 と言います
ほとんどの人は 自分の乗った、その横のドアに付いている、
付いているはずだと思いこんでるのです
そういう状態の人が、 運転を初めて 2時間くらい・・・ まぁ 慣れてきた頃に
後部ドアの窓を 誤って閉める というミスを引き起こすのです
そんなん、すぐ停止させりゃいいじゃん と 思うでしょう
が、 ほぼ例外なく あわてて 無理 です
100% あたふた し、 その間にも 窓は閉まっていきます
運転者の沢庵なら、「あぁ・・ アレやっちゃったか」と思うでしょう。
が、初めて乗る人には 何が起きたのか、 どう対処して良いのか パニくる んです
パニくるなら まだ マシです
自分の横の窓が、 動かしてるにも関わらず、 閉まろうとしないから
閉めようと し続ける んです
実際は 見ていない後部の窓が閉まり続けてる
そのとき、 後ろには 小さな子供が乗っていた・・
ら・・・?
怖いですね~
そういう危険な場面は まだ 他にも想像できますよ
目的地に着いて、 後ろの人は降車し、まだドアの上部に手をかけてる状態
助手席の人は 駐車するからと 窓を閉めようとする
そして誤操作
小指切断!
一瞬で893屋さんのお仲間です
まぁ 実際の局面では、助手席の人が完全に閉まる前にパニックから立ち直り なんとか止めます
が、 対処できない人 (あわてやすい人・ 女性など)もいるでしょう
窓も 少しだけ開けていて、そこに小指がかかっていたら・・・ 止める時間もなく潰してしまいます
● どういう人が座るかわからない助手席、慣れていない人、子供もありえる
そういう場所のレイアウトは特に、万人にミスが起きないようなレイアウトコンセプトでなければならない
● 異なる結果をもたらす入力装置の配置が近すぎる、形状も同じ、見た目も同じである
● 操作時、助手席の人は装置を目視しない場合が多い。手触りだけで判断する状況が殆どで
見ても一瞬である。 このような、装置を触った形状も同じ、距離も近い装置は入力ミスを誘発しやすい
● 引き起こされる結果は重大な人身事故になる。 たとえ今までそのような事案がなくとも
このような可能性が考えられるなら、これから起こる可能性も十分ある
統計的に今までなかったから、これからも ないだろう。で処理されるべき問題ではない
過去に旧沢庵号のプレリュードで検証した結果、空き缶くらいは簡単に潰れる力があります。缶を縦にしてもです
ユーチューブでサンルーフを覗き込んだ猫の首を切るというブラックジョークのCMがありますが
力としては それくらい十分にあります
● 2次動作で止めることは可能、ボタンを拳で叩くだけでも停止する。 が、設計で回避できるものは
1次動作で回避しなければならない。例えば、窓を少しだけ開け、子供がそこに手をかけて外を見ている
場合など、2次動作で回避できない事例も考えられる
じゃあ 運転手以外の窓開閉をロックするボタンを使えばいいじゃないか?って意見もあるでしょうが
そのロックを使っても、ロックされるのは後部座席の2つのボタンだけ、
センターコンソールにある 6つのボタン全てが生きたままなのだ。 このロックによって この問題は解決されない
ユーザー側では どうしようもできないことなのだ。 (後部用ボタンにキャップでも付けない限りは)
こういう考え方を 安全人間工学的に うんたらかんたら・・・と言います
難しい話をしても 今度は読者がパニくるから省略ね w
そして、
この分野が一番進んでいるのが、医療現場と 航空界です
たとえば、最新鋭の旅客機、 ボーイング777
液晶ディスプレイ化されたハイテク機ですが、矢印の装置は 「車輪の出し入れ」のレバーです
よーく見ると、レバーの形が 車輪に見えませんか?
そう、そのまんま車輪の形をマネてるんです
べつに シャレで こうなってる訳じゃないですよ
見るのはもちろん、 触っても わかるように、 あえて こういう形にしてるんです。
コンピュータ化されたハイテク機に こんなアナログ的なレバーが・・ちょっと面白いですよね
では、他の機体はというと
なぜか?
着陸態勢時に入った時、コックピットは最も忙しい時間になります
加えて、 外の景色を確認したりもします。 (地上目標物とかね)
となれば、「ギアダウン」をコールされた時に チラ見で動かす場合も多い
その時に、手で触った感触でも わかるように (間違えないように) こうなっているのです
ちなみに、B777の写真を もう一度見てもらうとわかりますが
手前の白いのがスラストレバー (車でいうアクセル)
その横が フラップレバー (揚力を変化させる装置)です
すべて 形が違い、 また ギアレバーから 遠い ってわかりますよね
フラップ操作は ギア操作と同じ時間帯の着陸時に操作することが多いので
飛行機と言えば、まず真っ先に「航空力学」が浮かび
「難しいでしょう?」と思うでしょうが、 実は それは あまり難しいことではありません
飛ぶ原理 というのは、もう100年前からわかっており、リンドバーグの時代から
基本的に変わっていないからです
飛行機が その短い歴史の中で目覚ましく進化し、同時に紆余曲折・苦労してきたのは
じつは飛ぶ原理ではなく、落ちない原理 なのです
少し脱線しますが、 デジタル腕時計とアナログ腕時計がありますよね
どちらの時計を選ぶかは、趣味の次元もありますが、それぞれの主張として
デジタル派は 「何時何分までが正確にパッとわかるから使いやすい」
アナログ派は 「予定の時間までの残り時間がわかりやすい」 の言い分があると思います
先のB777のディスプレイには何も映っていませんが、ここには速度計・高度計・昇降計・燃料計など
いろんな計器が映ります。 しかしその表示は デジタル表示であったりアナログ表示(時計の針)
であったり、ドラム式メーターであったりします
それぞれに理由があり、「パッと数字が知りたい」もの、 「残量・概略が第一に知りたい」もの
により、分けられているのです。
またそれは、近くに表示される物は 見間違えないよう違う方式で表示され、
同じ方式で表示される物は 近い場所には表示されません
それは
不幸にも「落ちてしまった」過去から学び、積み重ねられてきた 貴重な「先人達の教え」によるものなのです
不幸にも事故が起きた場合、残された者は何を考えるでしょう
悲しみの中、人は ●印の所のことを考えます。 それから デジタル時計とアナログ時計のことを考えます
「もし、デジタル表示でなく、時計の針のような表示だったら、パイロットは間違えなかったのではないだろうか」
「そうすれば あの不幸は起きなかったのに」 「次は、 もう二度とこの悲しみを引き起こさないように誓う」
飛行機の操縦席には、この概念と気持ちが ぎっしり詰まっています
飛行機とは、 この概念の上に いま、 存在していると言っても過言ではないくらいです
それは飛ぶための航空力学よりずっと広く ずっと深い 今もなお研究が続く 永遠のテーマなのです
さて、 そこで BMWの話なんですが
このマーク
実は プロペラを模しており、青は空、白は雲を意味してます
つまり、 BMWは もともと 飛行機メーカーだったのです
その片鱗・・・というか 伝統を ひとつ紹介すると
BMWの計器類は オレンジ色に統一されています
これは、プロペラ機時代 闇夜の黒に対し 最も見えやすい色はオレンジ色だった
という、先のお話に似た事情から来ています
BMWの安全へのこだわり ってのが ちょっとわかるお話だったでしょ?
それゆえに、この 窓の開閉装置には、 ちょっとガッカリ・・な面を感じたのです
もっとも、今は完全な自動車バイクメーカー。
一般人が使い、一般人ウケの、売れるためのデザインやコストを部分的に優先するという面も致し方ない
そういう事情っていうものもあるでしょう
が、その精神、 安全のためには細部まで見逃さないという精神を、オレンジ色の伝統より継承して欲しかった
ように思われます
せめてデザイン的に仕方のないことなら、ロックで助手席側もロックされるとかね
追記 : こんなことを書いてると、アメブロニュースにこんな物を発見しました
ドライバーの「ヒヤリ」で安全システムは普及するか
ドライバーの75%が危うく事故になりそうな「ヒヤリ」とする経験があり、事故防止のための安全運転支援システム「プリクラッシュ・ブレーキ・システム」などはまだ一部高級車にしか装着されていないものの、一般ドライバーからのニーズが高いことがアンケート調査で明らかになった。.......... ≪続きを読む≫
上記から抜粋 : ~をBMWがデモンストレーションしている
今回言いたかったのは
「今のBMWは 安全への探求心を忘れてしまった」という主張では決してないので、お間違えなく






