いかかでしょう? 買い換えをご検討なら この車はお勧めですよ (⌒_⌒)
いえね、考えてはいるんですけど、 修理してる最中だし
そんな急には決められませんよ
カタログを集めるとか そういうこともしてなかったですし。
仮に ちょっと考えるにしても、 ランエボとかインプレッサとか そういう感じで
外車なんて考えてなかったわけですよ
だいたい、クルマって そういう候補の中でも 最後は試乗して決めますよね
それを こういう会場で見るだけで、 しかも まったくインプレッションのない外車を
ハイそうですか 買います。 とはいきませんよ
・・・・・ (⌒_⌒;)
我ながらナイスアイディア ( ̄ー ̄) ニヤリ
そして 正論だ
この会場に来ている お金持ちさん達なら、 外見を見ただけで
カッコイイ → お買いあげ~ もあるかもしれないが、本来 クルマってのは道具だ
そして、 よき遊び友達だ
形や居住空間が気に入ったとしても、ユーザーでありドライバーである者にとって
ドライビングフィールというのは大切なもの
道具であり、走って楽しくもあり、形も好き。 三拍子そろってこそクルマだと思ってる
逆に 多少ブサイクでも、走って楽しければ付き合える。 恋人みたいなもんだ
特にマニュアル車乗りの自分は そう感じる
いかに雑誌の体験レポートを読もうとも、最終選考では必ず自分で試乗する
それを何の情報もなく、しかも試乗ナシでなんて とても決められない
そして ここは でかいイベント会場
ディーラー店なら 店頭駐車場に 常時 試乗車を用意してあり
すぐ 前の道へ走り出すこともできるだろうが
イベントで借りた会場にそんな場所はない
かといって、 いくらデカイとはいえ 室内で車を動かすわけには いかんだろう
勝ったな ( ̄ー ̄) ニヤリ
えっと、いま確認しましたら 社員が同じ車に乗ってきてるそうです
裏の駐車場で 試乗できますよ!
(⌒∇⌒)
あら 抜け目ないのね (▼皿▼;)
試乗してみると、
ん~・・・いいんじゃないの? 排気量の割にはトルクがある
加速感もいい。 そして取り回しし易い。 かといって軽々しい車ではない
う~ん・・・ (_ _;)ゞ
いいクルマでしょう? ( ̄ー ̄) ニヤリ
とはいえ、所詮オートマ車
マニュアル車乗りの自分としては なんかイマイチ物足りない
静かなクラウン?のような感じ ( に自分には感じる)
加速もいいとはいえマニュアルの加速には負ける
だったら ランエボの方がいいのでは・・・
かーさん、 死ぬ前に ガイシャ ・・ ( ==) しみじみ
いや、それはもう わかったから。
とにかく、 いま修理に出してますから
修理の状況を聞いてみないことには なんとも言えません
担当整備士に電話かけて相談してみますから。
はい わかりました ( ̄ー ̄)
この、担当整備士というのが じつは 沢庵の友人
大学時代の学友なのだ
沢庵は この友人であり メカニックである友人Mに 絶対の信頼をおいてる
この友人M、 まったく すごいヤツなのだ
ちょっとは名の知れた国立大でありながら、
「やっぱり クルマを肌に感じていたい! 歯車に なりたくない」
と トヨタなどには行かず 街の修理工場へ就職。
実地で勉強、勉強、また勉強 。 そりゃすごい研究熱心で
車本体からオーディオの勉強へ、それから電気、コンピュータ へと
車に関する物なら何でも吸収していく。
沢庵号が ちょっと調子が悪くて、見せに行くと
工場に入る前のエンジンの音を聞いただけで
「あ~、 アレやっちゃったか」と 音だけでわかってしまう
例えるなら、 戦艦やらが出る映画やアニメに 『機関長』という人が出てくるだろう
キリッとした制服組の中に、ひとりだけ スパナを片手に、頭にタオルを巻いた ジジィ。
エンジンに話しかけ、一緒に酒を飲み、機械を息子のように可愛がる奇怪なジジィ。
汚らしい格好で、頑固で、ガサツで、乱暴な言葉遣いだが、でも 艦長は言うことを聞いてしまう
沢庵と同期だから ジジィではないが、 実際 オシャレや ナンパには一切興味はない
そういう男。
※ のちに この友人はレースの整備士となる
沢庵は この友人Mに絶対の信頼をおき、彼がダメだと言うことは絶対しない
クルマに関しては 何でも まず彼に相談する
今のクルマはね、エンジンだけで言えば、30万キロは走るんだよ
勿論、乗り手の乗り方はあるけどね、キチンと整備してやれば 30万は行くよ
10万行ったから それだけでハイ買い換えます。なんて愛情って点で可哀想だよ
愛情を持って可愛がってやれば クルマはもっと走るんだよ
そう言ってた彼が、 この局面を なんと言うか
やはり 買い換えなのか?
BMWというガイシャは 実際は どうなのか?
頼れるのは 彼しかいない
