昨夜の雨降りから移動をしている
気づくと周りはすっかり明るくなり
雲は多いが気持ちの良い風をを浴びていた
この日の寄り道はどこに向かうのかな?苦笑
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砂利道をガタガタ進む
そして
見えてきたのは美しすぎる光景だった
純白の砂、エメラルドグリーンの海、雲の間からは光の帯
オレとリチャード 2人きり(泣)
雨が降ったり止んだりしていたんだけど
学校の前で車が止まった
リチャードに「どうした?」と訊ねると
「スポーツの時間だ!」と言う
はぁ? 一体何を言ってるんだコイツ?
オレは「車で待ってるから1人で遊んでこい」と言うと
「それはダメだ ルール違反だ」という
知らね~よ そんな掟!
第一 オレはあんたのペースのおかげで 疲れきってんだよ、
この短期間ですっかり痩せて日焼けして鼻毛がたくさんお目見えして
こちとりゃ 臭せ~んだぞ!
仕方ないので 校内の運動場で
1人 元気な犬のようにラグビーボールと戯れるリチャードを眺めていた
その間も常にオレのことを呼ぶ
あまりにしつこいので 誘いにのってしまった
最初はキャッチボールだったんだけど
次第に興奮してくるリチャード
ラグビーボールを空高く蹴り上げ オレを走らせる
まるで オレがフリスビー犬のようだ
もう やってられない!
お前ははオレの部活動の監督か??
オレは「もう辞めダ! 体力を浪費する!」
と言いながらグランドの外へ行った
リチャードはしばらくおとなしく遊んでいたのだが
ボールを置いて奥に行ってしまった
暴走野郎を追いかけて行くと
奥のグランドが見えてきた
そこではボンデスハムが服を着ているようなオバさんたち
が シェイプアップ的な体操をしている
するとしばらく笑顔で見ていたリチャードが
そこに入って 一緒にやりだした
勘弁してくれや、、、
オレは彼を止める術をしらない
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~その日の夜~
ロードサイドのキャンプスペースで
それぞれテントを張っていると
リチャードがいきなり 雄叫びをあげた
「オゥ アアー!
ワ~ォ!
ボウシット!! 」
うっさいな~、どうしたってんだ?
近寄ってみるとどデカいムカデがいる
有に15cmオーバーのデカさ
彼の話だと 猛毒 があるらしい
寝てる間に噛まれたら大変なので悪いが天国に行ってもらうことに
リチャードはビビって何もできないみたいなので
オレが代わりに大きめな石ころを見つけてムカデにあて
汁がつかないよう気をつけながら その上から踏みつけた
なかなか動きが止まらないので 何度もグリグリ踏みつける
すると真ん中で切断したのだが
両方の体がそれぞれ逃げて行く
ウゲェ、気持ちワリ~、
思えばパースを出てから 毎日が虫たちとの戦いであった
アリだけでも8種類以上、蚊が5種類、そして大量の蠅
ほかにもクモ、ハチ、アブ、芋虫 etc ・・・、
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5cm超のでかいヤツ 頭がよく 遠くからオレたちのことを見ていた
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このアリは小さめなタイプ
まとわりついて噛んでくる海老蔵のようなしつこさ
写真には撮れない米粒の3分の1くらいの小さいヤツらもいる
まさに虫天国
いったい何兆匹お住まいになられていらっしゃるのやら
虫嫌いな方はオーストラリアのアウトバックにお越しの際は
是非覚悟して頂きたいね(苦笑)
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ほかにもリチャードと た~くさん色んな場所に行ったんだけど
読者さまから面白いけど 長い! フリーザ戦のようだ!
とご指摘頂いて
ようやくオレは キリがないこと に気づいたので
軽くつづって次に進もうと思う(苦汁)
↑10メートル以上ある 落ちたら即死
もちろん柵もないから 冗談でも押すフリなどしてはならない
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オレは今回の旅の資金を
有楽町や丸の内のオイスターバーで稼いだんだけど
その時提供していた外国産地をたまたま通り過ぎた
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本場のオイスターバーがあったんだけど
立ち寄れなかったのが残念でしゅ(>_<)
写真はペリカン野郎たち
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きゃわいいガソリンスタンド
フレンドリーでスプーンオバさんみたいな女性が
1人で切り盛りしていた
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最高にのびのび暮らす牛野郎たち
いいんだよ! ストレスフリーだよ♪
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コーウェルという小さな港町
港の駐車場はみんなオフロード車
以上
んなワケでリチャードと過ごした 約2000km
1週間の野宿生活 の話は一先ずここまでとする
今後の運命を決める2つの出会いが物語を進展させる!
次のシティ(都市)アデレードは目前
すっかりホームレスなキモタクの運命は如何に??
オーストラリア半周ヒッチハイクの旅は
つづく!