昨日、かなり久しぶりにディズニーランドに行きました。
昼のパレードを見ていると
「おい、そこの自分、自分や自分」
ん、なんだ?と、半分シカトしながらパレード見てたんですけどね。
「なにシカトしてんねん」
振り向くと、地面にいたハトが私に話しかけていた。
「ハ、ハトがしゃべってる・・」
「おい、うまそうなもん食べてんのぉ。ワシにも食べさせてぇなぁ」
「え、だって共食いなんじゃ・・」
「アホ、その肉の鳥はC型や。ワシはM型やねん」
「そ、そういう問題なんですか」
「あっ、ちなみにワイは、ガチスカちゅうねん。よろしくな」
わたしは仕方なくそのしゃべる奇妙なハトに、肉をちぎって与えた。
まるで犬死しそうな犬のようにむしゃむしゃと食べていた。「夢の世界にいるんだから、これも夢だろう」そう思って、パレードに目を戻した。目の前にはあのトイ・ストーリーのウッティが夢見る我々に手を振っていた。
「なぁ、自分、最近焦ってるやろ」
「え」
「どうせ、「もうすぐ社会人とかだる」とでもおもっとんのやろ」
「なんでわかるんですか」
「顔に書いてあるで。あぁ~マジ宝くじでも当たらないかぁとか思ってんのやろ」
「ギクッ」
確かにそうだ。今月は24日、25日に千葉に研修に行き、28日から来月16日まで旅行行ったらもう社会人まであと2週間のカウントダウンだ。
正直、働きたくない。でも、お金は欲しい。
「自分な。なんでこのディズニーランドが成功してるか知っとるか?」
「さ、さぁ・・」
「ウォルト・ディズニー君はな、別にお金が欲しくてどうしようと考えていたわけやないねん。こんなこと言っとたわ。「与えることは最高の喜びなのだ。他人に喜びを運ぶ人はそれによって自分自身の喜びと満足をえる」ってな。世の中っちゅうのは、自分のためやなく、他人のために何かしたいって輩が成功しとるんやで」
「へぇ~」
「せやから自分もな、お金のためやなく、誰かのためにって思いながら仕事やってみぃ。だいいち仕事があるだけ今の時代ましな方やで」
「って言われましても、てか実際そのつもりですけど、それがまた難しいですし、働きすぎてつぶれたくないですし」
「自分、なんもわかっとらんな。ディズニー君が「ミッキーマウス」を思いついた時はな、ディズニー君の仕事運は最悪で、悲劇はすぐそこに来ているような時やったんやで。そんな時、マンハッタンからハリウッドへの電車に乗っていると、突然頭の中の紙に出てきたんやと。まぁ、ディズニー君の夢って世の中のためになりそうやったからな。ワイがひらめかせてあげたんやけど」
「はぁ。まるで自分が神様みたいな言い方ですね」
「だってワイ、神様やし」
「は!?」
「ま、間抜け面した自分にこんな話しても無駄かもしれへんけどな。神様は一生懸命なやつが好きやねん。毎年正月に自分みたいなアホ面したやつらが「夢が叶いますように」って、お願いしに来るけどな。5円、10円って夢安すぎやっちゅうねん」
「た、確かにそうかもしれないですね。あはは」
「あははやないで。ええか。要するにこういうことや。ディズニー君で言うたらな、全ては一匹のネズミから始まったっちゅこっちゃ。ここすんげぇ大事やで。自分もな、わざわざ神様のワイがきてやったんやからな、この話の本質が見えなかったら自分、おわりやで」
「あ、ありがとうございます。でも、なんでハトなんですか」
「ハトはみんなに煙たがられるからのぉ。ひどいでまったく邪魔もののようにして。たまに蹴ってくる奴おんねん。ワシ、ガチスカやぞ。神様なんやで」
そう言って、飛び立っていった。
夢に国にいたせいか、なんだか魔法にかかったみたいだ。
ガチスカさんか・・・
昼のパレードを見ていると
「おい、そこの自分、自分や自分」
ん、なんだ?と、半分シカトしながらパレード見てたんですけどね。
「なにシカトしてんねん」
振り向くと、地面にいたハトが私に話しかけていた。
「ハ、ハトがしゃべってる・・」
「おい、うまそうなもん食べてんのぉ。ワシにも食べさせてぇなぁ」
「え、だって共食いなんじゃ・・」
「アホ、その肉の鳥はC型や。ワシはM型やねん」
「そ、そういう問題なんですか」
「あっ、ちなみにワイは、ガチスカちゅうねん。よろしくな」
わたしは仕方なくそのしゃべる奇妙なハトに、肉をちぎって与えた。
まるで犬死しそうな犬のようにむしゃむしゃと食べていた。「夢の世界にいるんだから、これも夢だろう」そう思って、パレードに目を戻した。目の前にはあのトイ・ストーリーのウッティが夢見る我々に手を振っていた。
「なぁ、自分、最近焦ってるやろ」
「え」
「どうせ、「もうすぐ社会人とかだる」とでもおもっとんのやろ」
「なんでわかるんですか」
「顔に書いてあるで。あぁ~マジ宝くじでも当たらないかぁとか思ってんのやろ」
「ギクッ」
確かにそうだ。今月は24日、25日に千葉に研修に行き、28日から来月16日まで旅行行ったらもう社会人まであと2週間のカウントダウンだ。
正直、働きたくない。でも、お金は欲しい。
「自分な。なんでこのディズニーランドが成功してるか知っとるか?」
「さ、さぁ・・」
「ウォルト・ディズニー君はな、別にお金が欲しくてどうしようと考えていたわけやないねん。こんなこと言っとたわ。「与えることは最高の喜びなのだ。他人に喜びを運ぶ人はそれによって自分自身の喜びと満足をえる」ってな。世の中っちゅうのは、自分のためやなく、他人のために何かしたいって輩が成功しとるんやで」
「へぇ~」
「せやから自分もな、お金のためやなく、誰かのためにって思いながら仕事やってみぃ。だいいち仕事があるだけ今の時代ましな方やで」
「って言われましても、てか実際そのつもりですけど、それがまた難しいですし、働きすぎてつぶれたくないですし」
「自分、なんもわかっとらんな。ディズニー君が「ミッキーマウス」を思いついた時はな、ディズニー君の仕事運は最悪で、悲劇はすぐそこに来ているような時やったんやで。そんな時、マンハッタンからハリウッドへの電車に乗っていると、突然頭の中の紙に出てきたんやと。まぁ、ディズニー君の夢って世の中のためになりそうやったからな。ワイがひらめかせてあげたんやけど」
「はぁ。まるで自分が神様みたいな言い方ですね」
「だってワイ、神様やし」
「は!?」
「ま、間抜け面した自分にこんな話しても無駄かもしれへんけどな。神様は一生懸命なやつが好きやねん。毎年正月に自分みたいなアホ面したやつらが「夢が叶いますように」って、お願いしに来るけどな。5円、10円って夢安すぎやっちゅうねん」
「た、確かにそうかもしれないですね。あはは」
「あははやないで。ええか。要するにこういうことや。ディズニー君で言うたらな、全ては一匹のネズミから始まったっちゅこっちゃ。ここすんげぇ大事やで。自分もな、わざわざ神様のワイがきてやったんやからな、この話の本質が見えなかったら自分、おわりやで」
「あ、ありがとうございます。でも、なんでハトなんですか」
「ハトはみんなに煙たがられるからのぉ。ひどいでまったく邪魔もののようにして。たまに蹴ってくる奴おんねん。ワシ、ガチスカやぞ。神様なんやで」
そう言って、飛び立っていった。
夢に国にいたせいか、なんだか魔法にかかったみたいだ。
ガチスカさんか・・・