ちょっと音楽かじった人はよく『この曲おもしろい』などといった表現をする。
それに対して、しばしば音楽人に対して腹が立つ。
おもしろい、とは他に例が少ない音色や譜割、または意外な組み合わせなどで、それは良い悪いとは別次元で語られるべきことだ。

おれは一時期キチガイのようにシュルレアリスムの絵画を見まくった。
シュルレアリスムは、部屋いっぱいのでっかいリンゴだったり、柔らかくなった時計だったり、簡単にいうと有り得ない場所に有り得ない物がある事から物事の本質を見ようという所から出発しているのだが、それは単なる考え方であって、芸術と呼ぶには陳腐すぎる作品も数多くあった。
大事なのはいいか悪いかのみだ。 本当の意味で現実を超えて見えるものが、果たしてすべての面白い音楽からあるものか?

核をよく見ろ