私たちは評論家ではない 政治家です | とみもと 卓 オフィシャルブログ「杉並区政最前線 日々雑感」Powered by Ameba

私たちは評論家ではない 政治家です

こんにちわ とみもと 卓です。

今日は 朝から 議会運営委員会理事会

議会運営委員会があり 両方とも

仕切り役(座長 委員長)を務めました。


さて 杉並区議会の特徴として 本当に色々な考えの

議員がいます。いわゆる 考え方のウイングが広い。


ですので 全会一致を原則としている理事会では 中々

議論の合意点が見つからず 前に進まず 平行線という

事もしばしば。。。


ゆえに 座長としては それらの議論を総合的に勘案して

事務局の協力も得ながら たたき台を示して 何とか

皆の合意を得る努力を出来る限り行っていく必要があります。

(ただ そもそもの議論の前提があまりにも違いすぎて それも

ままならないケースもありますが・・・・)


ただ 改選後の理事会においても 何とか進んでいる事例 実績

=議会の新ルールやユーストリーム対応など

もあります。


さて 与党である民主党内のゴタゴタやねじれ国会によって

国の政治は「前に進まない政治」と揶揄されていますが

その原因として 私は それぞれがそれぞれの立場やメンツに

固執をして 歩み寄る姿勢がない事とその歩み寄るたたき台を

示さない事にあるのではないかと思います。


例えば 消費税増税に政治生命をかける野田総理

VS

反対派 小沢元代表。


何の一致点もなく 溝ばかりが深まっていますし

その溝を埋める役を期待された 輿石幹事長も

ただ 煙に巻いて 時を稼いでいるだけのように思えます。


現状 野田総理に至っては 同じ党の小沢さんよりも

対抗勢力である自民党の方が溝が埋まりそうな感があり

実際にそういう動きをしているようにも見えます。


私は政治には 妥協が必要であると思っています。

自分の高慢な意見や姿勢だけを貫いても それが実現されなければ

それは孤高の人を気取っているだけで それは政治家でなく 評論家。

政治は実現して ナンボだと思っています。


また いとも簡単に例えば根回しや調整を密室だと批判し

何でも公開を叫ぶ立場を取る人もいますが それは現実から目を背けた

机上の空論のような意見だと私は思います。


古い自民党などでは 私が好きな川島正次郎氏や

椎名悦三郎氏 そして 保利茂氏などが時の氏神として

大局を見ながら 何とか落とし所を見つける 無私の精神で

影の努力を惜しまず 行ってきた歴史 政治を前に進め

その役割を果たしてきた歴史があります。


どうも 今の政治や世の中の風潮には こういう行いよりも

格好の良い事をいう事が受けるみたいな感がありますが

私は 世の中を良くするという政治の本旨のために

これからも その影の努力 汗をかく そういう今 忘れられがちだが

最も政治にとっては大切な作業を黙々とこなしていきたいと

思っています。