年齢算の解法 | 30秒で解こう!! たくちゃんのSPI講座

年齢算の解法

年齢算の解法について考えてみましょう。方程式を使えば必ず解ける問題ですが、これにも30秒テクは存在します。


年齢算でのポイントは誰でも毎年必ず1歳ずつ増えるということ、つまり2人を比べるときはどちらかがいなくならない限り年齢差は変わらないということなのです。


実際に問題で考えてみましょう。



【問題】
父の年齢は32歳、子の年齢は8歳です。父の年齢が子の年齢の2倍になるのは何年後ですか。
                             A10年後 B11年後 C12年後 D13年後
                             E14年後 F15年後 G16年後 H17年後




方程式で解くのなら、求める年を今からX年後とおいて

 父=32+X

 子=8+X

として、父が子の2倍になるということを考えて

 32+X=2(8+X)

を解きます。




では、方程式を使わない30秒解答に挑戦です。



【解答】

30秒で解こう!! たくちゃんのSPI講座
写真のように簡単な線分図を書きます。
父が子の2倍となるわけですから、父を②、子を①とおきます。
父と子の差は①になりますが、これは何歳になるかわかりまか?
このテーマの最重要ポイント『二人の年齢差は変わらない』
というこ とを忘れないでください。

父が32歳のとき子が8歳、つまり二人の年齢差は24歳
といつまで も変わらないのです。
だから線分図の中の①が24歳になるわけです。


以上から子供=①=24歳のときに父が子の2倍になることがわかります。
現在の子は8歳ですから、G16年後が正解になるのです。









では、この解法を練習してみましょう。

2問ですので目標1分でいってみましょう。


ではスタート!!


【問題1】

現在、母の年齢は26歳、子の年齢は4歳です。母の年齢が子の年齢の3倍になるのは今から何年後ですか。
                             A5年後  B6年後  C7年後  D8年後
                             E9年後  F10年後 G11年後 H12年後



【問題2】
現在、兄の年齢は35歳、弟の年齢は23歳です。兄の年齢が弟の年齢の3倍だったとき、兄は何歳でしたか。
                             A12歳  B13歳  C14歳  D15歳
                             E16歳  F17歳  G18歳  H19歳














!!!!!ここから下は解答です。答えは出ましたか?!!!!!
【解答1】


30秒で解こう!! たくちゃんのSPI講座

簡単にいっちゃいましょ。
まずは母と子の線分図。母は③、子は①です。
その差②が26-4=22歳。
つまり①=11歳(子の年齢)
だから現在の4歳から C7年後 となります。







【解答2】



30秒で解こう!! たくちゃんのSPI講座
これも同じ、兄が③、弟が①の線分図を書くことから始めましょう。
年齢差を考えて②=12歳。
①=6歳(弟の年齢)
となるのですが、ここできいているのは
兄の年齢がいくつのときか?
ですから
③=18歳、つまりGが正解になるのです。





このように年齢をきいてくる場合もあるから、問題はしっかり読んでくださいね。
もし、何年前?と問題を勘違いしたら17年前となって選択肢Fを選ぶこともありえますからね・・・

しつこいですが、問題はしっかり読みましょう!!




まずは2人の年齢差を利用する問題を考えてみましたが、2人と3人のグループで年齢の和を比べるというような問題もあります。次回はそんな問題を扱います。