咽頭の痛みシリーズから始めよう。

青年や成人の高熱39℃以上を見たら、まず溶連菌性咽頭炎を疑います。

溶連菌性咽頭炎はsingle systemの感染症です。ウイルス性急性上気道炎のような風邪はmulti systemの感染症です。

だから、溶連菌では「のどが痛いが、咳はない」のです。症状が咽頭に限局するのです。患者さんは明確に『咳はない』と言います。

ここまで来たら、口の中を診ます。片側の口蓋扁桃に白苔を確認して、そちらの前頚部圧痛を確認します。左右差を診ます。前頚部圧痛は口腔底(水平面)と頚部(垂直面)の境目で、ちょうど口蓋扁桃を体表から押す感覚で確かめるのがコツです。

15歳から45歳の間の方なら、溶連菌の疫学に合致します。Centor scoreは非常によく診療に則しています。

もう検査は入りません。
アモキシシリン(パセトシンまたはサワシリン)250mg 6T3X 10日分 飲み切るように指導して帰宅です。熱は2日以内に下がりますが、抗菌薬は必ず飲み切る必要があります。飲み切らないと再び発熱してきます。合併症リスクも上がります。

職場は熱が下がるまで、2日程度休むように指導します。

合併症として、3-4週後に糸球体腎炎を生じることがあり、血尿が生じたら腎臓内科または内科を受診いただきます。

そのほか、注意する点として、ペニシリンアレルギーがある場合は他の抗菌薬を選択します。また、来院時にぐったりしていたら、ちゃんと解熱してあげましょう。だいぶ楽になります。

以上でカンペキです。
最後にハリソン先生から一言:
「」

ではまた!