NHKの「歴史探偵」を見ていたら、

 

清少納言と枕草子のことを解説していました。

 

枕草子は中宮・定子のことを書くことが目的であった、

ということなんですね。

 

 

 

その中で、

藤原実資の小右記のことも一瞬出てきたので、

その部分だけ

書いてしまいます。

 

実資の日記、小右記ですね。

 

大河ドラマでは

日記に書くとか、書かないとか、

騒いでいたこともありましたね。

 

4月11日、入道関白殿、入滅と書かれている。

定子の父親・道隆が昨夜なくなった、ということですね。

 

 

 

さらにその翌年には、

定子の兄・伊周は大宰府に左遷されたことも

書かれていますね。

 

定子は

後ろ盾を失い、宮中を追放され、

平生昌という人のお屋敷で暮らすことになる。

 

その屋敷に入るとき、

更なる屈辱を味わったようです。

 

その門は

格式の低い板葺きの板門屋という門であった。

 

身分の高い人は

格式が高い檜皮葺の「四つ足門」で迎えるのが通例でした。

 

 

小右記には、

天皇のきさきの乗り物が

板門屋を通るなど、

前代未聞、

と書かれているそうですね。

 

ところが、

清少納言の枕草子には、

定子の没落のことは出てこない、ということです。

枕草子は

定子をほめるために書いたものだから、

没落のことは出てこないということなんですね。

 

 

 

伊周、左遷。

定子、没落。

が、

小右記に書かれている、ということですね。

 

 

大河ドラマの方は今後、どうなるんでしょうか。