[どうする家康 感想]

大河ドラマ、どうする家康、
第47回「乱世の亡霊」の感想の続きです。

 

<京・二条城>

寧々が

茶々の心の中の何かが戦いをやめようとしない、

という話をしたとき、

 

 

脇にいた

初が話を切り出した。

「姉にはずっと心に憧れの君がおわしました。」

そして、本能寺の変のときの茶々のことを話す。
 
 
憧れの君(神君のこと)も
お命を狙われてお逃げになっていると聞いた時も
御無事であることを祈り続けていた。

(それほど強い憧れがあったのでしょうね。)

 

 

<回想・==本能寺の変の時の茶々==>

憧れの君が無事であることを聞くと安心し、

 

「我が身の危険も顧みずに人を助け世に尽くす。誠の

天下人にふさわしいお方だと思わぬか。」

 

と、妹たちに言い、

憧れが茶々の中で膨れ上がっていた。

 

 

 

<回想==北庄城の落城の時の茶々==>

(北庄城の落城の時、

茶々の母・お市は

神君が助けにくることを期待し祈っていた。

 

同じ思いで娘・茶々も神君の助けにくることを

期待していた。

 

だが、助けに来なかった。

 

茶々の期待は恨みになっていったのでしょう。)

 

この時の北川景子さんはお市の役(手前)。

 

落城する前にお市は

3人の娘(茶々、初、江)を敵方・秀吉に託し、

自らは

炎上する北庄城で自刃した。

(茶々にとっては

大きな期待を裏切られたこと、と

壮絶な母の死とが重なり、

大きな心の傷になったのでしょう。

 

 

(ただ、それだけなんでしょうか。

 茶々の心の中にあるもの。

もっともっと何か深いものがあるような気がしますが。)