昨日8月27日は待ちに待ったSukiyaki Tokyoでした。

 

現代のワールド・ミュージック・シーンの熱いアーティスト達が、世界中からやって来て(初来日多数!)の異文化体験!とかく排他的な風潮の今の世界に必要なことかと。大国のリーダーの方々お願いします。

 

前回は2年前の2017年、当時小学5年生の娘をお供に連れ出しましたが、中1となった今回は断られました(泣)。中学生のうちからイカしたワールド・ミュージックを生で観れる機会なんて滅多にない〜!と思うのは親だけですか。

 

1組目は、タイの伝統音楽を現代のグルーヴで演奏するThe Paradise Bangkok Molam International Band。

ラジオで紹介されて、そわそわしてCDをポチってしまいました。

ピンという伝統弦楽器とケーンという竹笛を中心に、ぶっといベースとずっしり重心の低いドラムがほぼワンコードでグルーヴしていきます。

 

基本5音階ながら無限のメロディーを繰り出すピンは、弦を弾くのも音的にも三味線との共通点を感じました。

そしてケーン(竹笛)でザディコのアコーディオンのようにリズムを唸らせているのは、御年80歳!の超ベテランとのこと。シュッとしてはります!

生で観るとリズム・セクションはかなり迫力があり、70年代のロック・バンドがヒップ・ホップ以降のビートを繰り出している感じ。

そこに伝統音楽楽器の響きが乗っかってる訳です。悪かろうはずがありません!

1時間ほどのステージ、あっという間でした。

 

2組目はエチオピア生まれのイスラエル人Gili Yalo。初来日!

モッズ風のタイト・スーツで決めた細身の長身。スターのオーラがあります。

エチオピーク・シリーズでハマって以来抜け出せなくなったエチオピア音楽。

そのシリーズの音源は60〜70年代のビンテージ物ですが、ギリ・ヤロの音楽はイスラエルの要素も加わって現代化。ファンキー!

 

バンドはアフリカ音楽的な8分の12拍子のリズムに乗せて、時にブルーズ・バンドの様に横揺れする佇まい。

 

リヴァーブをたっぷりかけたギターで中東風リフ&メロディーを紡ぎ出す。

こちらも主に5音階なエチオピア音楽。コブシやら節回しが演歌に似ていると言われていますが、本当に独特で最高です。一度も植民地化されていない唯一のアフリカの国だけに、唯一無二の音楽文化が発展していったのだと思います。植民地にならずに本当に良かった!

ベースは数曲でキーボードに移り、左手でベース・ラインをキープしながら、右手でスペイシーな音を奏でる。

 

あと、ギリ・ヤロさん、タモリ倶楽部でやってたエチオピアの肩ダンスも出してました!

 

アンコール2曲でこちらもあっという間の1時間ちょい!

 

こんな素晴らしいフェスティバルを可能にして下さっている皆様に感謝です!

しかも高校生以下無料ですよ!なんて良心的!来年も誘ってみようかなぁ・・。

 

世界にはまだまだ知らない音楽が溢れています。

良音探求の旅は続きます。