ボランティアスタッフのよっちぃです。

 

私がハピネスのTNRと駅前譲渡会のボランティアスタッフを初めて丸3か月。

この春に子猫を増やさないためにと代表や美絵さんを中心にTNRをやっているのを週1回程度のお手伝いと、駅前譲渡会で見えられた方への応対をやらせて頂いてます。

 

駅前譲渡会ではマスコミなどの影響か保護猫活動について理解して下さる方も多いし、今は飼えなくても迎えるなら保護猫から、と言って下さる方も多いです。

私も40年以上猫を飼って来ていますが、保護猫に対して理解が深まっているといつも思います。

サクラ耳のこともちゃんと理解されているし、少しだけでもと募金をして下さる方、それも可愛い子どもさんがおこづかいから毎回募金箱へ入れて下さることなど、本当にありがたいと思います。

そんな中で野良猫の多い場所を気にされる方が『●●にたくさん猫たちが集まっています』と教えて下さることもあります。

代表が既に把握して取り組んでいる場所も中にはありますが、全く知らない場所の場合は代表が場所と猫の確認を行いTNRに入ることになります。

それ以外でもハピネスから猫の譲渡を受けた方の情報や、通りがかる中で見つけた場所などTNRは草加市内のあちこちにやらなければならない場所が散らばっています。

代表がいつも書く通り草加市で活動をするボランティアの少なさをそんなときに感じますね。

 

TNRを行っていて今までに4回警察に通報されたことがありました。

前に代表がブログで書いていましたが来られた警察官の方は活動に対して理解を示して下さり「仕事なので通報があると来ない訳には行かないので」と仰います。

私がもっと若い頃は気になったら何をしているのか直接訪ねる方の方が圧倒的に多かったと思います。

地域におせっかいおばちゃん的な人がいたりして、そういう方を通して町会の役員さんなどと話しが出来て、理解をしてもらえたんじゃないかと思うのです。

でも、今は町会や自治会に入らない人も多くなっていますし、PTAですら入らない人も増えています。

私自身が夫は準夜勤の仕事で、自分はフルタイムの上、土曜も休みは半分で日曜もたまに研修があったので実家の母に助けてもらいながら子育てをしていました。

町会の廃品回収は月1回の朝ですけれど、その時間に起きて夫を起こさないようにそっと町会のお手伝いに行っていたし、運動会や行事などは参加も出来ませんでした。

私が住んでいた場所は比較的役員のなり手も多くて、私は班長が回ってくる年に回覧板の管理と町会の全体会議に出席するだけで済んだので助かりましたけど、今、その地域に新しくできた戸建てに越してくる方や賃貸住宅にお住まいの方は町会に入らない方の方が多くなったと聞いています。

回覧板で回されていた『広報・そうか』が戸別配布に変わったのも町会でカバーしきれなくなったからだそうです。

 

この活動の中で埼玉県から出されているパンフレットを読みましたが、地域猫に重きを置いた内容がたくさんありました。

草加市は埼玉都民と言われる埼玉県でも東京都とお隣の市です。

昔のような横繋がりが減っている中で地域猫の取り組みだけでこれから先やって行けるのだろうか、と考えてしまいました。

地域でサクラ猫にして居場所も作り、管理もする、それが出来れば一番なのは私も分かります。

ですが、TNRに疑問や不満を感じてもご近所に相談することもなく警察に通報してしまう状況、特に賃貸住宅にお住いの若い方に多いのはこれから先、地域猫は受け入れられるのだろうかと考えてしまうのです。

 

長い目で見ればその地域の猫が増えることが減り、猫アレルギーがあったり、猫の被害を受ける方にとっても発情期などのうるさい鳴き声も減り、利点はあると思うTNRですら拒否反応を示す一部の方々がいる以上、地域猫というのだけでは解決が出来ない時期に来ているのかもしれないと思うのです。

それでも不幸な猫を増やさないために私はTNRをお手伝いしていくつもりです。

草加市の看板が新しい物に代われば、少しは理解も広がるのではないかと期待もしていますが、これから先は行政もお隣の越谷市のように積極的にサクラ猫を推進していく姿勢を持たないと、ボランティアだけではこれから先は難しくなるのではないかと考えています。