HMMカノントータス
今回は、コトブキヤから発売されている
カノントータス
を制作したいと思います。
カノントータスは
ゾイドの中でも初期(昭和)に発売された
陸亀型ゾイドです。
子供向けだけど妥協の無い作り
亀の体を戦車に例え
背中には、「大口径突撃砲」と呼ばれる
ビーム砲が装備され
外装は、鉄板をリベット止めにした装甲に
冷却ダクトや配管などが強調されている
初期ゾイド特有ののメカメカしいゾイドです。
タカラトミー版のカノントータスは
胴体内部に、マイクロゼンマイが入っており
リアルに歩行するギミックになってます。
HMM版カノントータスは
リアルなポージングが可能になった可動タイプ
ゾイドの中では小型ゾイドに位置しており
難易度の高いHMMの中でも
比較的簡単に作れるキットになっています。
胴体
胴体内部のマイクロゼンマイが無くなり
内部の構造が、大きく変更されています。
HMM版の胴体内部には、ゾイドコアを収納する他に
少し改良すれば
搭乗員を乗せるスペースも設けられます。
胴体両サイドは展開式の
タラップを兼ねたハッチを装備し
人の乗り降りができる様になっています。
ここから胴体上部のパーツを付けますが
複数のはめ込み穴を同時に差し込む作業があります。
位置合わせが、非常に難しく苦戦しました。
ですが、ここをクリアすると亀の形に近づくので
やりがいを感じるポイントでもあります。
カノントータスの上部に砲塔が無ければ
荷物の運搬が目的のゾイドとしての使用が可能
と言うよりは
カーゴ仕様の亀型ゾイドを
軍事目的の為に改良した機体が
カノントータスになります。
この設定、知れば納得の作りになっています。
砲塔部
出来上がった動体部の上には
接続用の突起が出て居ますので
ここに、砲塔部が付きます。
胴体と砲塔部を別にする事で
砲塔部が360°回転(旋回)
より、戦車に近いギミックが可能になります。
この、リアルを追求したギミックがコトブキヤマジックだと思います。
尾部
尻尾は、地面に突き刺すスパイクになり
火器の反動を受け止める役目になっています。
尻尾の先端を取り外せば連結部として機能します。
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※設定資料のお話ですができなく無い設定です。
脚部
カノントータスの脚部は
細く、小さなパーツの組み合わせに
装甲を被せる事で
ガッチリとした力強い脚にかわります。
小さくても、シリンダーやバネのディテールを入れ
安定感の良さを出しています。
足のディテールが、
装甲を被せる事で見えなくなるなのが残念
ですが、見えない所まで作り込む拘りが
カノントータスの大好きな所です。
脚部のソールは機体の負荷が一気にかかる為
摩耗が激しく戦地などでの交換が必要になる事が多く
交換は、容易にできる様にし
部品は、機体の前方に取り付けられ
追加装甲としての役目も果たしています。
完成
幅約18.5㌢
全長約16㌢
とコンパクトなボディーに
詰まったディテール
各部のダクトや配管
装甲には多くのリベットやプレスライン
前後には、フックが取り付けもあり
実用性の設定も忘れていません
設定資料では
突撃機動部隊が編成されるほど
主力ゾイドとして活躍しただけでなく
歩兵支援や戦場でのタクシーなど
沢山の用途で活躍したゾイドになっています。
汎用作業ゾイドとしての機能が戦地でもフル活用された
もっとも活躍したゾイドでは無いでしょうか
HMMオリジナルギミックでは
前足を左右に広げ
頭を収納する事で水中潜航モードに変形可能に!
最後に
HMMカノントータスは、発売当初に一度
バスタートータスを一度と
今回で、3回目になりますが
亀型と言う事もあり
愛嬌たっぷりのゾイドになります。
設定を見てもわかる様に
内容も詰まった知って楽しいゾイドだと思います。
作業も、比較的簡単で3時間ほどで完成しますので
興味が湧いた方にオススメしたいゾイドです。
夢の改造報告書
今後の改造予定は
上部のビーム砲を取り払い
機体の左右に手を付けて、近接格闘用にしてみたい
無くなった砲塔部に操縦席を設け
2人乗り使用なんてのもいいかもしれません
夢のお話です。