大阪随一のパワースポットとして名高い「住吉大社」の前にはチンチン電車が走る、ノスタルジックな風景に溶け込むように佇む、鰻の老舗「いづもや」でランチです。
開店時間15分前に到着するも誰も並んでおらず、ポールポジションゲット~(^^♪
ものの5分もしないうちに続々とやってきて、開店時間には20人以上の行列!
軒先の看板には「うなぎ 出雲屋」の表記。
現在の暖簾には、「鰻まむし いづもや」の表記。
それでは、暖簾が出たので入店。
店内は、時間が止まったような渋い佇まい。
座席は、カウンター4席とテーブル席4卓の全20席。
テイクアウトする方も大勢いらっしゃいます。
年季の入った短冊に書かれたメニューもレトロ感いっぱい。
鰻は、「鰻まむし」のみ。
価格は、600円、800円、1,000円、1,500円、2,000円の5種類。
価格の差は、鰻の量の違いだけで味は同じ。
このお値段で関西地焼きの鰻まむしが食べられるのは、ホント有難い。
その他、お吸い物200円、だし巻き400円と、すべてリーズナブル!
ガタンゴトン、ガタンゴトン、チンチン・・・
外から聞こえるチンチン電車(路面電車)の走る音色が、BGM代わり。
ところで、関西風と関東風のうなぎ蒲焼について。
諸説ありますが・・・
江戸前の鰻も元はといえば、今で言う関西風の腹開きにした地焼きだったらしい。
鰻が流行っていたその時代、当時のうなぎ職人が人手不足なため、魚屋さんが駆り出され臨時で捌いていた。
魚屋さんは、基本的には背開きである。
そして背開きで捌いた鰻を、あらかじめ蒸しておけば、あとは軽く炙るだけで済みます。
しかし、関西風だと鰻を生から焼くので、相当な時間がかかり数をこなせなくなることから、現在の「背開きのあとに蒸してから焼く」江戸焼きスタイルになった。
信じるか信じないかはあなた次第・・・
だしまき 400円
焼きたてのだし巻きを食べながら、鰻まむしを待ちます。
だし巻きには、鰻のタレがかかっていて、ダシも利いてふんわり柔らかい。
d(▽`*)ウマイ!!
タレとの相性抜群!
お酒が欲しくなる逸品です。
すべて整いました。
鰻まむし(お漬物付き) 1,500円
肝吸い 200円
見た目良し!
香り良し!
お吸い物は、玉吸、赤出し、肝吸いがそれぞれ200円。
もちろん、肝吸い。
ダシの香りが良く癒される美味しさ。
これは、是非オススメの逸品。
とても大きな鰻の肝!
グニュッとした弾力と心地良い噛み応え。
癖は皆無。
関西地焼きの鰻蒲焼。
お店では、鰻まむしと呼ぶ。
身も皮も表面パリッと香ばしく、中は、ふんわり柔らかい。
うま~い♪o(≧~≦)o
甘辛いまろやかなタレが秀逸で、つい笑顔になる美味しさです。
出汁巻き玉子を一緒に味わうと、また格別な美味しさ。
山椒で味変。
山椒の爽やかな風味が、究極の逸品に仕上げる。
Σd(゚д゚,,★)ウマァィッ♪
やっぱり美味すぎです!
胡瓜のぬか漬けは、浅漬け。
ポリポリッと歯ごたえ良く口の中をさっぱりとさせて、良い箸休め。
このお漬物、ホント美味しいですよ~(^^♪
鰻まむし 600円
丼ぶりに入っていて、鰻は一切れほど。
ご飯にまぶされたタレが美味しいので、これで十分かも。
お値段以上の満足感があると思います。
最後に余談になりますが・・・
今回の「いづもや」について少し調べていると、「サザエさん」の「フグ田マスオ」さんについて書かれていた。
簡単に紹介すると・・・
サザエの夫でタラオの父。4月3日生まれ。
原作では、32歳で誕生年は1917年(大正6年)。
波平とフネの娘婿でカツオとワカメの義兄であり、ノリスケの義いとこ、海平や鯛造の姪婿、サケオの弟でノリオの叔父。
アニメでの年齢は28歳。
実家は大阪で、住吉大社のお膝元の住吉区出身らしい。
と言うことは、もしかしてマスオさんも、この「いづもや」の鰻を食べたことがあったりなんかしてww
以上、ちょっと気合が入り過ぎて長くなってしまったようですが、最後までご覧いただきありがとうございます。
美味しかったよ~ありがとう。
ご馳走さま。
住所:大阪市住吉区東粉浜3-29-1「地図」
電話:06-6671-2768
営業時間:11:30~売切まで
定休日:水曜日