一泊二日の温泉旅行から、昨日帰ってきた。




温泉三昧。


バイキング三昧。


もう、いろんな意味で、お腹いっぱい(笑)






温泉に浸かったのは、結局…

夫は三回。私は二回。




まだ暑くもなく、寒くもなく、

ちょうど良い温度で、

外の露天風呂も気持ち良かった。




こんなに、露天風呂が気持ち良いなんて。

若い時は、そんな風には思わなかったのに。




ちょっと、歳取ったのかな(笑)











でも、温泉そのものより、

私が幸せな時間を過ごせたのは、

温泉周りのお寺参り。




昨夏、厳島神社へ行った時に、

御朱印デビューした私。




今回は、この界隈の、

御朱印を貯めるのも、楽しみのひとつで。










温泉街の、ある坂道を登っていくと、

お寺や、神社がいくつか点在している。

 


伺うお寺は、三つ。


 

この三つのお寺は、

初めから調べていたものだった。




もうひとつ、

温泉寺と書かれたお寺の横に、

鳥居があった。

湯泉神社(とうせんじんじゃ)と、書いてある。




かなり、古びている鳥居。

行こうか、迷った。








人は、

予定していることや、

こうしようと思っていることではなくて…




予定外のこと、

予想外のこと、

想定外のことに、出会うことで…



人生が変わったり、感銘を受けたりする。





まさに、この通り。




その鳥居をくぐると、

参道の階段が左手に伸びていて…




曲がってみると…




そこには、気の遠くなるような、

階段が目に入ってきた。



 

その階段は何段あるのだろうか。

100段は下らない。




行こうか、行こまいか、迷う。













私の膝、大丈夫?





大丈夫!






幸い、一段の高さは低くて、

ゆっくり登れば、

足への負担は無さそうだったので…




少しずつ、登ることにした。




途中、青々とした、紅葉が出迎えてくれる。




また、新緑眩しい、その参道には、

何色かの紫陽花も咲いていて、

登る私を励ますかのよう。




あっという間に、半分まで来た。




天国か地獄か。

そんな風にも思える、参道。




上りきったところに、

また小さな鳥居があり、

それは、吸い込まれそうなくらい、

不思議な雰囲気をもって、そそりだっている。




やっと、着いた!




鳥居をくぐると、

少し大きな広場のような、場所に出た。









辰の手水舎が出迎えてくれる。




神聖な森が広がり、

そのスペースは、厳かで、美しく、

遠い昔からあると感じさせる、重みがあった。




いわゆる、パワースポット。




手を合わせて、お参りを。




とても、とても、神聖な気持ちになった。




心が洗われていくのを、感じ取った。




御朱印をいただく。

宮司さんと、二、三、言葉を交わして。







さぁてと。




今度は、来たその階段を下る。




140段ほど、あるらしい。その階段。




喋らずに、夫と少し離れて、

一歩ずつ、一歩ずつ慎重に降りる。




あっという間に戻っちゃう。




神が居る世界から、

今の世まで…なんて、なんて近いの(笑)








迷ったけど、思い切って良かった。




今度、来れるかどうかなんて、

誰にも分からない。




本当に、登ってきて良かった。




そして、また、登りたい。




そんな気にさせられた。









この神社の名前は、

有馬温泉の散策マップでは、

あまり、大きく取り上げられていなくて。




行こうと思うリストには、

入っていなかった神社だった。



なのだが、歴史は古く、

日本書紀にも出てくる、

何とも歴史のある神社なのだそうだ。











きっと、神は…

私を、呼んでくださったんだね。




きっと、一生忘れない。







有馬の旅は、

パワースポットの旅でもありました。




日常に戻った私を、早速…

困らせる事が何個か出てきたけど、

何とか踏ん張らなきゃ。





大丈夫、私。




そう、大丈夫さ。




なんとか、なるさ。




そう、なんとかなるさ。