今日は、朝からバタバタ…
それもそのはず、伯母の病院の付き添いで。
二回目の通院だったけれど、
この前の硬い表情から、
和やかな雰囲気にもなって…
少し、肩を撫で下ろしたところ。
その話はまた。
今度ゆっくり。
私が解放されたのが、12時すぎ。
どこかで、何か食べようか。
今日は、暑かったので、
いつものおうどん屋さんで、
お蕎麦を食べることにした。
はい、じゃあ、お邪魔しますよ〜。
満席でした(泣)
でも、
四人掛けに、
一人の年配のご婦人が居て、
相席でもいいかと、尋ねられたので…
座らせてもらうことに。
すぐ、一人になって、
ほどなく、私の注文した、
ぶっかけ蕎麦がやってきた。
具は、温玉とカツオ節、
甘く炊いた油揚げと、ネギとワカメ。
このワカメが、
めちゃくちゃ美味くて、おまけにデカい。
新物なんだね、このワカメ。
もう、本当に美味。
ここに決めて、良かった。
そう思いながら、
蕎麦をすすっていると、
また、相席になり…
今度は、
同じ年代の女性が斜め前に座った。
彼女:「メニュー、メニューは…と。」
私:「こちらにありますよ。どうぞ〜!」
彼女:「ありがとうございます♪」
「たくさん、あるんですね。迷うなぁ〜」
私:「そうなんですよ、ここ、メニューが多くて」
彼女:「何、食べてらっしゃるんですか?」
私:「私はね、ぶっかけ蕎麦を。
蕎麦が食べたいから、
今日はよそに行こうかと思ってて、
よく見ると、冷たいお蕎麦の
のぼりが出ていたので、入ったんです。」
彼女:「なるほど。迷うなぁ…
ぶっかけも美味しそう…。
私、でも、わかめうどんにしよう!
『すみません、わかめうどん下さい!』」
こんな感じで、話が続く…
彼女のわかめうどんが来て…
ついつい、話し込んで…
食べながら…
食べながら…
食べながら…
大盛りあがりしちゃった!(笑)
なぜか、共通点が多いふたり。
子どもは、一人っ子。
それも、女の子。
で、今年から就職ということ。
お互いに、父を亡くしていて、
母の介護をしていること。
今回、彼女は、
一人暮らしの娘さんの、
引っ越しを手伝いに来たらしいけど、
普段は、彼女、四国に在住で、
月に一度、母の様子を見に、
大阪に来るのだそう。
遠いし、色々と大変なのに、
こっちも体にガタ来てるのに…
「親を看るのは当たり前」という、
気持ちが前提にあるので、
ぜんぜん感謝してくれないのだという。
同じです!
そして、話はこう続く。
彼女:「分かります、分かります。
たった一言、『ありがとう』って、
言えないのかなって思うんですよ。」
私:「本当にそう。他の人には…
『ゴメンね。ありがとう、ありがとう。』
って、言えるのにね。
彼女:「分かります、分かります。」
私:「ほんと、そうですよねぇ。」
彼女:「もしかして、『ありがとう』って言葉、
忘れたんじゃない?って思う〜(笑)」
もう、ふたりで、大笑い!
笑うしかないよね。
きっと忘れたんだね。
忘れない人もいるだろうけど、
私の母と、彼女のお母様は、
忘れてしまったのだろう、たぶん(笑)
その他にも…
共感することが多すぎて…
共感しすぎて…
可笑しかったなぁ。
本当に、可笑しかったです。
そんな感じで、
あっという間に、私のお蕎麦も、
彼女のおうどんも無くなってしまい…
お別れの時間となりまして。
お会計で、
「おうどんがつなげてくれたから、
ここのおうどんにありがとうです!」
って、店員のおばちゃんに、言ってた彼女。
なんて、良い人なの。
泣けちゃう。
そうなんだよ。
ほんと、そうなんだよ。
おうどん、最高。
おうどん、ブラボー!!!
そして…
彼女は、こうも言った。
「また、いつか、ここで会いましょう」と。
「また、帰る時、こちら覗きますね」と。
そうね。
会えたらいいね。
もう、会うことはないかもしれないけど。
でも、私と同じ、闘ってる。
そうやって、あなたと同じ思いでいるから。
どこも、似たり寄ったりなんだと。
私はひとりじゃない。
また、頑張れる。
頑張れるよ、私。