うちの家族、仲は悪くないのだが…

面倒くさいことが、時々起こる。



夫は、私に娘の事を言うし、

娘も、私に夫の事を言う。



あのねぇ、お互い直接言って。



又聞きは、揉める元だから。





なのに、

こっちにあっちの、

あっちはこっちの不満を言うから。


あたし、挟まれちゃうじゃない。


それで、いつも気を遣う。






夫は、少し世間知らずで、

娘は、夫よりは世間は知ってるかもだけど…

経験自体は、まだ少ない。



娘のマメ子さん、

私には、色々語るけど…


分からなくもないけど、

それは、ちょっとお嬢さん、

世の中甘くないぜ、みたいな。


話は聞いてはいるけど、

やっぱり、ちょっと違うかも。

そんなこんなで、疲れちゃう。



どっちの味方をするつもりもないんだけどね。

夫は、まだ学生の娘に、

親としてきちんと要るお金は、

出しているからと、言いたいらしい。




そうなんですけどね。



分かるけどね。


分かりますけどね。





私は、どちらかというと…

娘の方に立っちゃうタイプ。


ひとりっ子って、

親が二人で組んじゃうと、

太刀打ち出来ないんだよね。




私もひとりっ子だったから、よく分かるよ。




そこは、、、我が娘マメ子、

頭がいいから、至って賢い。



私に言えば、なんとかなるだろう。

ママは、絶対に私の味方。



そう、思っているみたい。



でも、最近…

もう社会人の足音が、

目の前に聞こえてきて、

あと二ヶ月ちょっとしたら、

学生で無くなると思うと、

なんか、

急に厳しくなっちゃうというか、

なんか、

急に向こうに追いやってしまうというか。



そんな雰囲気を、

彼女は感じているのかもしれない。






別に、そんなの…全然ないけどね〜。


だって、自宅から通うし、何が変わるの。



あなたは、変わるかもだけど、

私はたぶん変わらない。



朝、叩き起こして、送り出して、

そして、帰ってくる娘にご飯作って。



そうじゃないの?






私は…この前、マメ子さんに、

言われた言葉が、胸に刺さったまま。


「ママは…

私の方に立ってくれないと困るから」



そうですね。



そうね。



要は、甘いんだ。



甘やかしてるんだね。



でもね、甘やかすことと、

いつも味方でいることは、別なんだよ。

似てる時もあるけど、少し違う。



甘やかすことは、全て受け入れること。


いつも味方でいることは、

おかしいことはおかしいと言えること。

そして、相手の気持ちを尊重すること。



私は、後者で居たいので。

前者よりの後者で(笑)




なんたって、

マメ子さんの気持ちを否定なんて…



できっこない。



だって、

かけがえのない一人娘だから。



好きとか、

愛してるという、

そんな言葉では安っぽい。



マメ子さんは、ある意味…

私の分身。

私。



だけど、残念ながら…

親子であっても、違う人間だからね。



これからも、離れず見てるよ。



そして、そのうち、

そっちが離れて行くでしょ。

いつか、その日は来るのだから。



その日まで、私の可愛い娘でいて。



私の、可愛い娘で。