実家二日目。
今日は、食器棚の片付けに費やした。
前からやりたいと思っていて、
少しは、前にやったのだが、
元旦の地震で、さらに怖くなり…
クローゼットの食器ではなく、
食器棚の方を重点的にすることに。
実家では、
クローゼットの食器は普段ので、
食器棚のは、来客用になっていた。
食器棚は…
母デビ子さんの、
コレクションがたくさんある。
紅茶が好きな母は、
(今は珈琲も好きなんだけど)
ロイヤルアルバートに始まって、
ミントン、
ウェッジウッド、
ロイヤルコペンハーゲン、
ジノリなどのティーカップを集めては…
父の来客用に備えていた。
高校の教師だった父は、
昔、しょっちゅう、
生徒さんが遊びに来ていて。
それは、
私にしたら少しありえないことで、
「先生宅にこんなに卒業生が来る?」
と、よく思ったものだ。
午後に来られたりすると、
夜ご飯まで、おもてなしすることも多々あって。
それも、後半は、
お寿司など出前だったけど、
前半は、
母がカレーやシチューを、
作ったりしていたし、
夏は素麺なんかも、出していたなぁ。
話はそれたけれども、
それほど、
出すお客様がいたということだ。
その、ティーカップも、
阪神淡路大震災で、
食器棚の観音扉が開き、かなりの被害が出た。
よくあることだけど、
割れてもいいものは割れてなくて、
割れて欲しくないものが割れていて。
少し、人生みたいだなぁ。
今日は、
ほとんど食器棚のものを出して、
百円ショップの、
A4のプラスチックの入れ物に、
同じカップ&ソーサーごとに入れていく。
こうすることで、
全部一気に出てくることを防げるし、
奥のものも簡単に取れるし、
見やすくなる。
観音扉は、
止めの金具も付けてあるが、
どちらもしておくことで、
安心感が増すので、こうしている。
だいぶ、整理されて…
見やすくなったし、
日頃使えそうな食器も、
前に置いたので、快適になった。
地震が度々起こることは、
切なくて、
悲しくて、
本当に心が折れそうになるが、
今、私たちに出来ることを、
しなきゃいけないことを、思い知らされる。
そう、明日は我が身なのだ。
一日、一日は、当たり前じゃない。
そう思って、暮らしていくことで…
小さな幸せにも、気づけるだろう。
そう、思わなくちゃいけない。
そう、感じなくちゃいけない。