電話口で、思わず泣いてしまった。



事の発端は、

先日の、介護車両が、

うちの実家の壁に突っ込んだ件。




壁は傷があって、

あと、排水管のけっこう太いパイプが、

割れてやられてしまった。


その後、

保険会社から紹介された工務店が、

現状調査をしに来たのだけど…

排水管を付け替えることと、

傷を補修することで、私と合意。


あとは、その日程を待つのみとなった。





しかし、先日、

その工務店との立ち合いの時に、

ちょうど、真向かいのご主人と

鉢合わせたのだが、なんと、私に…

こう声をかけてこられた。



「ご迷惑をおかけしてます。

この配管の件ですけれど、

うちの車が壊したのか、調査中で…」と言う。



調査中も何も、

もう、警察との立ち合いも終わっているし…

介護施設との話も、

保険会社さんとの話も、

とっくについているし、

あとは、直してもらうのを待つだけなんだけど…



その時は、出勤前で急いでおられたし、

サッと事情を説明して、その場を別れた。




ん、それにしても、気になる。


調査中なんて、

あり得ないんだけどな。




それで、話は終わったように思えた。

でも、ものすごく気持ち悪い。



なんでって、

警察まで来て、

介護施設の人とも話はついているのに、

まだ、調査中って何?


それ以上でも、

それ以下でもない。


介護施設の人が、お向かいの人に、

報告していないんだろうか。





いつも、穏やかで、

言葉も柔らかいご主人の、

少しイラついた感じが気になって。


気を悪くされているのだろうか。


私がもっと早く、

お向かいの夫妻に、

ちゃんと報告しておけばよかったのかな?

と、いろんな考えがグルグル回る。



いや、先週でも良かったよねぇ、

ちゃんと言えたんだから。


だいたい、こちらが一番被害者だよね。



ぶつかられて、

警察にも事情聴取されて、

事業者の人は、

代表の電話番号言うだけで構わないけど…


私は、住所、氏名、生年月日、

実家の電話、自宅の電話、携帯電話と、

いろいろ聞かれるし。


おまけに修繕してもらうから、

保険会社にも、

名前や電話番号を言わなくちゃいけない。


もう、個人情報なんて、

あちこちに言いたくないのに。




おまけに、何も揉めていない、

仲の良い、お向かいさんとこれが問題で、

関係にヒビが入ったらどうするの!?

と、ワサワサしたもんだから…

思い切って、介護施設の施設長に、

直接電話してみたのだった。



話はこうだ。 



「うちは、

けふさんのお家の壁の傷と、

排水管を直すことが、一番のことですので…

それは、もう保険会社に報告しております。」

と。


そうなんだけど、

そうなんだけど。


でも、さ、お宅はどうして、

お向かいに連絡して報告してないの?


だから、こういうことになるんじゃないの?




おまけに、私が…

「お向かいに、

報告とかはなさらないのですか?」と言ったら…


「いや、うちがすることの一番は、

そちらの壊れた場所を直すのが先決ですし。

車がぶつかって、立ち往生した時、

向こうもちょっと出てきたら良いのに、

それもしてなかったですもんね。」



え、そこ?



全然、違うんだけど。

話にならない。

そこじゃない。


そこじゃない!!!



あんまり、私が泣くので…


向こうも、

「まぁ、私は、

この利用者さんもどういう形で

利用されているか知らないので…

一緒に乗っていたYから電話してもらい、

説明しても構いませんけど。

そのほうが良いですよね?」

との、見解だった。



話にならない。



結局、自分は悪くないんだね。



たまたま、

運転手が壁にぶつけてしまいました。

はい、保険会社で、直してもらって。

うちは、何も悪くありません。

…なんだろうね。



先日、警察との事情聴取の時も、

また、JAFに来てもらい、

車を動かした時も、一緒にいて、

一部始終見ているはずなのに、

なんとなく冴えない返事で、気持ちが荒んだ。

そういう人なのだな。




クレーマーと、思われただろうか?

別にいいや、思われても。




でも、私は…

そんなに変なこと言ってないと、

思うんだけどな。




結局、明日の土曜日、

直しに来ることになり…


また、早朝、実家へ出発です。




なんか、まだモヤモヤするけど…



この件は、これで収めておこう。



収めておこう。