その次の日の母の電話では、

「今、ちょっと熱があるんやけどな。

37度ちょっとかな?

少ししんどいわ…」と言っていたのだが…   



悪い予感は的中した。



母の電話と時を同じくして、

病院の主治医から電話があった。


「○○さん、コロナ陽性が出まして。

で、今日から点滴をさせてもらいますが、

よろしいでしょうか?」

とのこと。


二つ返事で、お願いする。



もちろん、熱以外にも咳、鼻水、喉の痛み、倦怠感などがあって、3回しかワクチンを接種していなかったので、一通り症状は出たようだ。


但し、高熱とかそういうのもなく、

二日に一度は私に電話も出来ていたので、

まぁ、さほど酷くはなかったのだろう。


まぁ、病院の中のことなので…

不可抗力とはいえ向こうも恐縮していたし、

第7派の真っ只中だったから、

不安はあったのだが…


反対に入院していたからこそ、

すぐ手当もしてもらえ点滴も打ってもらえたと思うと、これでもラッキーだったと思わざるをえなかった。


何回か、コロナの陽性が出ても微熱だからと、

高齢の方が家に帰されて次の日亡くなった、というニュースを見たので。



不幸中の幸い、というところだろうか…



その後しばらく、療養が続いて…



約二週間ほど経ち、ようやくリハビリも再開した。


母、リハビリ再び、である。