昨日、世界遺産検定について書きましたが、本来であれば、2020年に、中国で開催するはずだった第44回世界遺産委員会が来週の金曜日の7月16日から開催されます。まず、言いたかったのは、世界遺産検定と世界遺産委員会がどちらも第44回だったということです。世界遺産委員会は、年1回で、世界遺産検定は年4回程度行われるので、こんな偶然はもうないのかなと思います。今回の世界遺産委員会では、日本から2020年「奄美大島、徳之島、沖縄北部及び西表島」と2021年「北海道・北東北の縄文遺跡群」の2件が登録となる見込みだ。世界遺産検定では、今回のオンラインでの開催とやることや、上記2件についても問いもあり、登録済みだけではなく登録見込みのものも含めて出題されるので、日本の世界遺産が25件になると今後は、出題されない世界遺産も出てきそうだ。さて、世界遺産委員会では、登録だけでなく危機遺産リストから削除も審議される。危機遺産から脱するものもある反面、「ドレスデン・エルベ渓谷」のように、橋がかかることで住民の生活は便利になったが、その代償として景観が損なわれることで世界遺産リストから削除された例もある。

 

ICOMOSが、顕著な普遍的価値を認めなかったりなど、簡単に単体での登録がされなくなってきているので、今回登録される世界遺産は、複合的なものも多く、世界遺産を学ぶ上では非常に面白い。

 

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