小四の頃だったかな。


友達と行ったデパートに占い師がきていたので、興味半分で占ってもらった。


手相占いだった。


「あなた前世で家族を残して25歳位で死んでるね、今生でも気を付けてね」みたいに言われた。


何を気を付けるのだと思った。


当時は子どもだったけれど、なんてこと言うのだとも思った。


インチキでしょ、と思うようにした。


だけど別の占いでも、同じような結果が出たことがあった。


中一の頃、持久走で他の生徒よりもへばるのが早かった自分に、体育の先生は「あなた体力なさすぎるから、このままでは30歳くらいで亡くなっちゃうからね」と言った。


確かに昔から、本当に本当に体力がなかった。


伯父の彼女が、私に顔とか雰囲気が似ているらしかったのだが、その彼女も若くして亡くなっていたと記憶している。


そんなに私に早世させたいのか?と、憤慨したこともあった。


幸いなことに亡くなるよと言われていた、25歳も30歳もなんとか超えることができた。


けれど4歳くらいの頃に、自分はあまり記憶がないけれど、一度本当に死んでしまうくらいの病気をしたこともあるらしいし、まぁやっぱりなにかしらそういう定めみたいなのはあるのだと思う。


決して後ろ向きな意味ではないけれど、いつでも安心して死ねるための準備…終活みたいなのをいざという時のために始めたいと思った。


まずは要精密検査にまたならないことを祈るばかり。


いつでも安心して死ねるという状態にしておくことで、却って楽しく前向きに生きていけるのだとも思っている。


ともあれ、今日ここまで生きてこれたのは感謝しかない。