贖罪とは「ごめんなさい」とか「申し訳ありませんでした」って謝って済むものでもなく。


一度や二度のつぐないをして許してもらうものでもなく。


時として一生をかけて行っていくものなのだろうと、先日のコナン映画観ても思った。


罪を犯した際にもしできた傷があれば、それも消さずに、一生十字架を背負って生きていくこと。


それが罪を犯してしまった者の、最後の良心。


そして犯してしまった罪や過ちには、取り返しのつくものと、つかないものに大別できる。


取り返しのつくものであれば、死ぬ気で取り返すことが、つぐないへの第一歩。


取り返しがつかないのであれば、それこそ一生をかけての贖罪が必要となる。


だからといって、心からの贖罪をしている者をいつまでも許さないというのも、罪を犯してしまった者と本質的には何も変わらないどころか、場合によっては同罪になってしまうこともあるのだと、学んだ気がした。


誠意と寛容、これが大切なのかもしれない…。