自分がお客様との面談で心掛けていることは、主に二つ。
一つは、お客様を他人と思うのではなく、自分自身または自分の大切な身内とか家族だと思って、面談に臨むこと。
そうすればどのような深刻な状況のお客様だったとしても、最大限の、できる限りの提案をするだろうと思う。
だって自分や身内家族のことは、心から助けてあげたいと思うでしょう。
もう一つは、基本的には一期一会のお客様に対して、限られた時間の中で、たっぷりの愛情を注いで接すること。
こんなこと言うと、なに脳内お花畑みたいな考え方してんだとか思われそうですが
老若男女問わず、目の前のお客様を慈しみ、かわいい我が子のように接すること。
もちろん、どう頑張ったって、どうしようもできない場合もあるけれど。
なるべく助けてあげたいと思うでしょう。
その他にももちろん、心掛けないといけないことはあるでしょう。
だけどポリシーじゃないけれど、特に大切にしたいポイントです。
うちじゃどうしようもないですね、とか。
確かにどう考えても、どうしようもできない場合も正直ある。
だけど言い方というものは、常に意識したいと常々思う。
たとえば、うちでは難しいかもしれないけれど、世の中には星の数ほどの事務所があるのだから、きっとお客様に最適な事務所はあります、とか。
結果的にお断りするしかなかったり、依頼をお受けできなかったとしても。
必ずなにかしらの、少しでも安心できる言葉を送って面談を締めくくりたいと思っている。
プロボノ的な、お客様の精神的な負担を軽減することだって、司法書士の大切な使命の一つだと信じて疑わないから。