隠し子と同様、連れ子に関してもいろいろと複雑な問題は存在しております。
連れ子がいる人という事実を承知の上で結婚したとはいえ、なかなか感情的に全て受け入れることは難しい場面もあります。
もちろんそれは、相続の場面でも。
昔とても懇意にしていた女性がおりました。
その方は連れ子二人のある男性と結婚しました。
連れ子は結婚前からその女性に懐いていたし、関係も良好だったと思います。
だけど結婚後にその女性に実子が生まれたことで、連れ子との関係性が変わっていきました。
連れ子が実子に少しでもちょっかいをかけようとすると「危ないでしょ!やめな!」と声を荒らげるようになったり。
以前は連れ子がテストで100点とったりすると、自分のことのように誇りに思って自慢していたのに、実子誕生後は「あんたバカだもんな?」等と傷付けるようなことを平気で言うようになったり。
待ち受けの写真も連れ子だったのが、実子になっていたり。
連れ子も継母の変化を敏感に察知していたのか、あれほどママママと懐いていたのに「○○なんて言ってんじゃねーよ!」みたいに言い返すようになってしまったり。
何とも言えないような気持ちになったことがあります。
全く気持ち、分からんワケでもなかったですが…。
だけど連れ子にばかり当たりを強くすると、結果的には実子も辛い思いをしてしまいます。
やはりどちらに対しても分け隔てなく接する覚悟がなければ、なかなか難しいのかもしれませんね。