まもなく、半夏生ですね!ところで、半夏生って、なに? | 創業170年の「関東煮(おでん)」と「たこ甘露煮」の上かん屋『たこ梅』が、さらに百年続くための取組み日記

まもなく、半夏生ですね!ところで、半夏生って、なに?

■まもなく、半夏生ですね!ところで、半夏生って、なに?

おはようございます!
「関東煮(かんとだき/おでん)」と「たこ甘露煮」の上燗屋、今年171周年に突入した『たこ梅』の五代目店主 てっちゃん(岡田哲生/Tetsuo Okada)です!

夏になると、「半夏生やさかいタコたべよか!」って、昔からよくいいます
でも、なんで、半夏生にタコ?
いや、そもそも、半夏生って、夏が半分って、なんやねん?

気になったので、ちょっと、半夏生を調べてみました!
半夏生というのは、夏至から11日目のことを言います
今年(2015年)の半夏生は、明日、7月2日です

ちなみに、、、
現在では、正確に半夏生の日を決めるために、太陽の黄経(春分の日を起点0°とした天球上の地球の公転面の経度にあたります)が、100°の日を「半夏生」と定めているのだとか、、、

さて、この「半夏生」は、半夏(はんげ)と呼ばれるサトイモ科の「烏柄杓(カラスビシャク)」という毒草が生える時期に由来します
つまり、半夏(烏柄杓)が生える日という意味!

ところで、「烏柄杓(カラスビシャク)」は、一般には毒草とされていますが、胃を強くする生薬としても用いられます
使い方で、毒にも薬にもなるんですね

烏柄杓(カラスビシャク)・半夏(はんげ)
烏柄杓(カラスビシャク)・半夏(はんげ)
<画像をクリックすると大きく見やすく表示されます>
画像は「花図鑑」さんより借用しています

この半夏(烏柄杓)が生える今時分は、梅雨の終わりであり、湿度が高くて、天候不順な時期になります

それで、お百姓さんは、この日までに田植えを済ませ、どんな年でも、半夏生の後は田植えをしないのが習慣でした
そして、その年の作柄を半夏生の天候で占う風習もあったようです

また、三重県の熊野や志摩などの沿岸部などでは、ハンゲと呼ばれる妖怪が徘徊するとされ、農作業をしない(つまりそれまでに田植えを済ませなさい!)という戒めになっています

それから、半夏生にタコ!のことですが、、、
半夏生にタコを食べるのは、植えたばかりの苗が、タコの足が吸い付くように、しっかりと根付くことを祈願してのことなんだとか!

今風に考えると、半夏生にタコを食べて、仕事、勉強、スキル、習い事などが根付くように!ということなんでしょうね(^o^)

半夏生って、そういう意味があったんや!
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