7月15日(土)シアターコクーン13時開演の
音楽劇「魔都夜曲」を観に行きました。
 
 
渋谷は相変わらず人が多い。そして暑かった(*_*)
 

 
<タイムテーブル>
 
 
 
作:マキノノゾミ
演出:河原雅彦
 
藤木直人、マイコ、小西遼生、壮 一帆、松下洸平、秋 夢乃、
高嶋菜七、浜崎香帆、中谷優心、キッド咲麗花、村上貴亮、
吉岡麻由子、前田 悟、板倉チヒロ、田鍋謙一郎、奥田達士、
コング桑田、春風ひとみ、山西 惇、村井國夫、橋本さとし
 
 

<ストーリー>

舞台は1939年、上海。当時の上海はフランスやイギリス、アメリカ、日本などの列強の租界地として異国情緒が溢れる都市となっていた。人々の思惑や欲望を飲み込む多国籍の都市は“魔都”とも称された。

その都市にある男が降り立つ。男の名は白河清隆(藤木直人)。公家の血を引き父は、政府の要人、諸国を遊学し芸術に親しみながらも遊興に明け暮れていた。上海には、父からの指示で来たのだが、相変わらず遊び歩く日々。その清隆の前にある二人の兄妹が現れる。中国人の父と日本人の母を持つ、周志強(チョウ・チーチャン 小西遼生)、周紅花(チョウ・ホンファ マイコ)。清隆と二人の間には次第に友情が生まれていく。

新田日出夫(橋本さとし)が支配人を務めるクラブ『ル・パシフィーク』には様々な人々が集まる。クラブのあちこちでは、音楽談義も語られれば、直面する政情に熱を帯びた論議も起こり、ジャズの音色とともに、人々の思惑渦巻く不可思議な空間だった。清隆、志強、紅花は、ル・パシフィークで様々な人々と出会う。

紅花は清楚な外見からは予想がつかない自由奔放な一面ものぞかせ、清隆はそんな紅花にいつしか惹かれてゆく。しかし、ふたりの恋には、それぞれの宿命が待っていた。志強と紅花にはある秘密があった。

時代は大きな影を落とし始めていた。時に第二次世界大戦前夜。未だ目的が見出せなかった清隆も、彼の存在自体が持つ宿命により、容赦なく歴史の大いなる波に巻き込まれてゆく。

各国列強がにらみを利かせ思惑渦巻く都市・上海で、清隆は次第に自分のなすべきことに目覚めてゆく。清隆と紅花、そして取り巻く人々の大いなるドラマが展開していく

 

 

開演10分ほど前から始まる演奏&歌でロビーから人が消える。
上演中の注意をうながすコングさんのアナウンスが面白かった。
そしてルイ・アームストロングのような渋~い声の
歌声に聞き惚れてしまった。素晴らしかったな~
中国語も飛び交って、当時の上海に迷い込んだような気分。

男装の麗人、川島芳子役の壮一帆さん、カッコ良かった(*´ω`*)

宝塚沼にひきずりこまれそうになってしまった。
李香蘭と芳子が同席しているシーンを観ていたら、
「ピアフ」でエディット・ピアフとマレーネ・デートリッヒが
同じテーブルで飲んでいるシーンを思い出し、デジャブ。
小西君とマイコさんは、「ガラスの仮面」の
速水真澄と姫川亜弓のイメージが抜けないし、
小西君&松下君で「スリル・ミー」が観たくなるし、
で雑念だらけの観劇でなんだか集中できなかった。
松下君のピアノが聴けたのは大収穫だったけれど、
歌えるキャストばかりなのに歌が少なくてモヤモヤしてしまった。