5月4日TOHOシネマズシャンテに、映画「ミス・サイゴン
25周年記念公演 in ロンドン」を観に行きました。
初めて行きましたが、東宝シネマだから大きいのかと思ったら
ミニシアター並みにこじんまりした劇場だった。
作 : アラン・ブーブリル/
クロード=ミッシェル・シェーンベルク
音楽 : クロード=ミッシェル・シェーンベルク
音楽 : クロード=ミッシェル・シェーンベルク
〈キャスト〉
エンジニア=ジョン・ジョン・ブリオネス
キム=エバ・ノブルザダ
クリス=アリスター・ブラマー
エレン=タム シン・キャロル
ジョン=ヒュー・メイナード
トゥイ=ホン・グァンホ
ジジ=レイチェル・アン・ゴー
〈スペシャル・ゲスト〉
エンジニア役 : ジョナサン・プライス
キム役 : レア・サロンガ
クリス役 : サイモン・ボウマン
キム、魅力的な歌声と素晴らしい表現力だった。
トゥイの声と演技も良かった~(*´ω`*)
地位も名誉も権力もあるのに、愛した女が思い通りにならない
悔しさと苛立ちの表情がたまらない!
国への忠誠心とキムへの愛おしさの板挟み状態の
葛藤が伝わってきて、見ているこっちまで苦しくなるくらいだった。
エンジニアがタムに自分の頬にキスをさせるシーン、
タムがキスしたあと、自分の口を腕でゴシゴシ拭くところと、
エンジニアが「ホーチミン」と言った後、ホウホウホウと、
笑いをとるところは、日本版オリジナル演出なのかと
思っていたけれど、そうじゃなかったという事に気づきました。
岩谷時子さんの訳詞をそのまま使っている事に関して
賛否両論あるようですが、自分的には、聴きなれた
舞台の歌詞が字幕で出てくるのはホッとしてなんだか嬉しかった。
それにしても何台カメラがあるんだというくらいの
カメラアングルで、客席からでは絶対に観る事の
出来ない角度や位置からの撮影、
超アップ、スローモーションシーン等もあって、
歌の終わりに拍手が入らなければ、
舞台という事を忘れてしまうほど映画映画していました。
あまりにも映画っぽい作りなので舞台の臨場感は伝わらなかったな。
舞台の映画版だとゲキシネくらいの距離感が理想かも。
「ミス・サイゴン」の登場人物の中では、トゥイが一途で
一番好きだ、という事に気づいた一日でした。