4月9日(土)帝国劇場17時開演の
「1789 バスチーユの恋人たち」プレビュー公演を観に行きました。
ネタバレありますのでお気を付け下さい。
入口~
ロビ~
グッズ~
チャームはこんな感じ。
<タイムテーブル>
<この日のキャスト>
潤色、演出 : 小池修
<出演キャスト&配役>
http://www.tohostage.com/1789/cast.html
<あらすじ>
民衆は貧困にあえぎ、貴族は贅沢に溺れる18世紀末のフランス。
農夫ロナンは父を貴族に殺害されたことをきっかけに、
パリへ飛び出し、革命派に身を投じる。デムーラン、ロベスピエール、
ダントンら熱き仲間を得て、新しい時代に希望を燃やす。
一方、宮廷に仕える心優しき侍女・オランプはマリー・アントワネットと
フェルゼン伯の逢瀬を手引きしてパリにやってくる。
マリー・アントワネットをつけ狙う一味との騒動に巻き込まれた
ロナンはオランプと運命の出逢いを果たす。
決して出逢う筈のなかった二人は強く惹かれ合うも、
対立する身分が壁となる。そして、愛に悩む彼らの心を
揺さぶるかのように革命の足音が近づいてくる…。
1789年7月14日、バスティーユ牢獄襲撃。
遂に革命の火蓋が切って落とされる―。
宝塚版を見ていないので、初1789。
プログラムによると、宝塚版はスターシステムに則った
構成に潤色してあったが、帝劇版は「天と地」~天に
座するアントワネットと地に生きるロナン、その間で迷う
オランプの三人を軸とする群像劇とするべく、
「革命の兄弟」と「武器を持て」の2曲を新たに
依頼した、との事でした。オーケストラは無し。
窓越しに見える奥の背景が変わる事で、場所の変化を表現。
セットがシンプルだと思ったら、奥の壁が城門の
開閉のように手前に倒れてきてびっくりだった。
手前にはせりがあり、舞台手前側面の壁から
キャストが出入りしたり、客席通路を使用したするので
キョロキョロしてしまった。そして最前列センターの
お客さんはライトを当てられて参加型な演出に…(≧▽≦)
アントワネットのドレスの豪華さに目が釘づけ。
何度も衣装チェンジがあるのですが、どれも華やかで
素晴らしいものでうっとりだった。着てみたい~(´∀`)
高貴な身分を隠して下々の者が出入りする場所に
お忍びで出かける、なんてところと、ロナンとロビンが
ダブって見えてきてしまい、「レディ・べス」を思い出した。
市民役と革命派の役者陣は、舞台で見慣れた扮装、
似たような役柄で期待通り、というか予想通りだったのですが、
貴族サイドのベテラン勢が予想外キャラクターだった。
秘密警察・ラマール役の坂元健児さんに大爆笑。
ルイ16世の弟・アルトワ役を演じる吉野圭吾さん、
「レディ・べス」のシモンの衣装によく似てる。
黒地に銀の刺繍衣装がすごく似合っていて素敵だった。
得意の催眠術でオランプを誘惑しようとするが、いつも
近くにいるラマールが術にかかってしまう(笑)
岡さん演じるペイロール伯爵はロックスターのようなカリスマ感。
思ったよりも政治的な側面が描かれていて勉強にもなった。
二幕はほとんどダンスと歌で、ロック歌手のPVのよう。
市民が決起してから革命までずっと歌タイムが続くのに、
ロナン登場後、銃殺されてあっという間に革命が終わり
気が付いたら人権宣言していて展開が早い。
ロナンの妹・ソレーヌ役のソニンさんと、
女性陣の歌とダンスがカッコ良かった。
公演プロデューサーが「ロックオペラ モーツアルト」と同じ
アルベール・コーエンさんとドーヴ・アチアさんとの事。
ダンスがキレキレで、皆で踊るとすごい迫力。
通常のミュージカルのダンサーさんが踊るようなダンスを
役者陣が踊って、ダンサーさん達は体操の床運動状態。
バク転、空中回転にひねりが入って、すご技炸裂。
「おー白井選手がいっぱい!」と心の中でつぶやく。
プロフィールを見たら、体操経験者だらけだった。
オランプ空中浮遊のマジックもあり、エンターテイメント性が
高い楽しいミュージカルだった。