1月15日(金)オーチャードホール13時開演の

DRUM TAO 百花繚乱日本ドラム絵巻を観に行きました。




<タイムテーブル>



華麗にして粋、優雅にして凛、古きにしてモダン、
豪華絢爛な江戸の「宴」をドラム絵巻として再現。
まさに「THE 日本 エンターテイメント」を感じさせる舞台を披露する。
ワクワク・ドキドキ、驚きと笑いの連続、
そして、涙、新たな感動が始まる



2階のタペストリー






構成・演出 :  宮本 亜門

衣装  : コシノジュンコ

総指揮 :  フランコ ドラオ



<あらすじ>


美しい国の小さな村のお話。村人たちは 自然に

感謝して幸せに暮らしていた。 ある日火山が噴火して

両親を亡くした少年が一人生き残った。

天女が舞い降り、少年を慈愛で見守る。

そして少年は村人達に助けられ、青年へと成長していく。

しかし、隣国から天変地異による飢餓で我を失った

黒族が村を襲う。小さな村の住人達は傷つき、

今までの幸せを捨て、復讐の誓いをい立てる

青年は亡き両親を想い、日々変わる現実に戸惑う。

そして戦いの日、男たちは命を懸け、戦った。

するとまた天女が現れ…





お出迎えがあり、キャストとハイタッチしながら入場。

去年銀河劇場の時に見た演目と同じですが、

方々にちらばって活動しているTAOチームが一堂に会する

大ステージとの事で、人数とパワーはもちろんの事、

衣裳も一部新しいものになっており、より華やかになっていた。

銀河劇場の時にはあった、花魁の衣装がなくなり、

天女の衣装は、舞うと衣の薄絹が花びらのように

ひらひらとなびくエレガントで美しいものになっていた。






客席通路を使用した、お祭り気分が味わえる一体感は変わらず。

全員揃っての演奏は圧巻。大太鼓がお腹にドスンと響く。

パーカッションのようなリズミカルな小、中太鼓演奏、エレキギターの

ようにも聴こえる三味線の音色、美しく繊細な琴と笛の音…

獅子舞、富士山、猪鹿蝶、鶴、日の丸と映像も演出も和三昧。

もう一度見たかった、旗を使用したパフォーマンス、

目に見えないくらいの速さで長い棒を高速で回す超絶すご技。

黒族のダンサーさんのアクロバティックな回転技等、

今回も圧巻のパフォーマンスの数々だった。







キャストの皆さんが商売道具、と言う自身の鍛え上げられた

見事な筋肉が一番美しく見えるよう、計算された衣装。

黒族の衣装がトートダンサーズのようでカッコ良かった。

巨大な太鼓をたたく後姿が、拝みたくなる程神々しい!

一緒に行った父が自らスタオべしているのを初めて見た。

母も運転中聞きたいとの事でCDを購入。二人とも

とても気に入ったようで、連れて行って良かった。

TAOはこの公演の後、すぐに北米ツアー、そして来月には

ブロードウェイ上演が控えているのだそうです。

どこかの局で密着取材してくれないかな。




台詞がなく、音楽とパフォーマンスだけで、これほどまでに

ストーリー性がある舞台は未だかつて観た事がなかった。

既に海外で大絶賛されているようですので

シルク・ド・ソレイユを超える日もそう遠くはないと確信します。

宮本亜門版演出のこの演目はもうおしまい、との事で

会場では終演後に、次回新作の先行チケットの販売を受け付けて

おりましたが、初日は2時間半待ち、だったと聞いて、

時間がないのであきらめました。





次回新作告知