11月2日(水)世田谷パブリックシアター14時開演の
「才原警部の終わらない明日」を観に行きました。
ネタバレありますのでお気を付け下さい。
作・演出 : 福田雄一
出演 : 堤真一 勝地涼 清水富美加 鈴木浩介
上地春奈 池谷のぶえ 志賀廣太郎 小池栄子
<タイムテーブル>
<あらすじ>
とある熱帯夜……。政府高官の令嬢が誘拐された。
身代金の期限は24時間!急遽、インターポールから
最も優秀な誘拐事件のプロフェッショナルが招集された。
この通称“サイバラズ5”と呼ばれる一見、全く頼りにならない
集団を率いるのが、伝説の警部・才原章一郎だった。
24時間という超短期決戦に挑む才原たち。そこにまた、
新たな誘拐事件が!!堤真一 最大8役のコント構成の末に、
明かされる驚くべき真実とは……。
サイバラズ5登場シーンは派手だった。
堤さんのなんとなくぎこちないダンス、からの頼りないメンバー達紹介。
全員才原警部の親族と家政婦さんなのが大爆笑。
何で家政婦さんが入っているって、”家政婦は見るのが仕事。
いつも決定的な場面を目撃するから”って…(笑)
昭和世代が市原悦子版「家政婦は見た」、という
認識なのに対して平成世代は松嶋奈々子版
「家政婦のミタ」というジェネレーションギャップがまた面白い。
サイバラズ5のメンバーの一人、ボケ始めたおじいちゃん役の
志賀廣太郎さんが大活躍だった。一日数時間だけ頭が
キレキレになり、音声解析で捜査に貢献。それぞれのコードネームも
分かりやすくて大爆笑。細部まで作りこんでる (≧▽≦)
鈴木浩介さんは、面白い事は一つも言わないのになんだか面白い。
捜査の話をしている横で、段ボール箱を机代わりに受験勉強(笑)
8年間チャレンジしても早稲田大学に合格しない浪人生役。
演技では勝地さんとは対照的ながら、二人揃うと
面白さがパワーアップして、お笑いコンビのようだった。
敏腕警部役の小池栄子さんは、それぞれのキャストに
つっこみつつ、”ミュージカルのオーディションシーン”では
瞳を輝かせながらブロードウェイ帰りの経歴を熱く語って
笑いをとり、キレキレなダンスを見せるという芸達者ぶり。
自分的には堤さんの”不器用な男”の不器用な
人生自己紹介や空気を読まない場違い発言が一番面白かった。
飛行機内のシーンでは堤さんブラックジャックまで見れたし。
あのビジュアルを実写にするとすごい事になるのね。
ミュージカル風のラストでもガッツリ堤さんのダンスが見れた。
キャストのハイテンションな演技にパワーをもらいました。