9月3日(木)赤坂BLITZ 19時開演の
「スジナシBLITZシアター Vol.2」を観に行きました。
出演 : 笑福亭鶴瓶、中井美穂
この日のゲストは妻夫木聡さん。
米倉涼子さんの回も行く予定だったのだが、
某舞台の先行予約の日時と重なり、断念。
米倉さんの時は客席まで下りて、
役がコロコロ変わって面白かったらしい。
どの回もゲストが豪華なので、お花がすごかった。
スジナシとは、笑福亭鶴瓶とゲストが、ぶっつけ本番・
台本ナシで即興ドラマを演じるバラエティー。中井美穂が
即興案内人となり、OK出しからトークの進行を担当。
即興バトルを通して、演者 の人間性をあぶり出す新趣向のトーク番組。
事前のトークで、妻夫木君が、「何でこの仕事受けちゃったんだろう」
とボヤいていました。実際舞台に立つと、皆そう言うらしい。
効果音は、救急車の音、発砲音、女の悲鳴、動物の鳴き声、等10種類。
セットはモータープール。関西の言い方で駐車場の事。
板付き(最初から舞台にいる人)が鶴瓶さん。
鶴瓶さんは、モータープールの管理人。
あとから入ってきた妻夫木君は、下手側にある柱の陰に、
ちんまりと体育座りをして、話しかけられるのを待っていました。
家出人?と思ったら、設定が幽霊だったのでビックリ。
青年は、東京で役者をやっていたのだが、小さい劇場ではあるが、
大阪で主演の舞台が決まり、大阪に来る途中、事故にあって
死んでしまった。でも未練が残るので、もともと劇場のあった
この場所に、地縛霊としていついている、と語る。
今回は、完全に妻夫木君ペース。まるでシナリオがあるような
堂々とした演技に驚きつつ、幽霊の設定だと、話が広がらず、
「生きているうちに~していれば良かった」と後悔したり、
「成仏するにはどうしたら良いか」というしんみりした話になり、
終始静かなものだった。効果音も、猫の鳴き声だけだったので、
話が展開しなかった。その後のトークで、鶴瓶さんが、妻夫木君は、
涙まで浮かべていて熱演だった、と言っていたのだけれど、
私の座席からはそこまでの細かい表情は確認できなかったのが残念。
ドラマや映画で見たいようなストーリーだったかも。
妻夫木君の度胸と演技力はすごいと思ったのだけれど、
自分の中でスジナシには、出演者同士の予想のつかない
次の展開にハラハラしたり、相手のムチャぶりに、あわてたり
とっさに、もっともらしくつじつまの合う台詞で返したり、という
アドリブの面白さを期待しているだけに、今回の
幽霊とその話を聞くおじさん、という設定は正直しんどかった。
次もしVol.3があるとしたら、堤真一さんと、三浦春馬君が見たいな~




