4月24日(金)帝国劇場17時開演の
「レ・ミゼラブル」を観に行きました。
<出演&配役>
この日、仕事帰りの疲れ目で観るミゼラブルは、いっそううす暗く感じた。
でもバルジャンが仮出獄後に農作業をするシーンでは、ミレーの名画
「落穂拾い」のように息をのむほどに美しくていつも感動する。
ここはミゼラブルの全シーンの中で、視覚的に一番好きなところ。
ちなみに二番目に好きなのは、「オペラ座の怪人」の中で、
クリスティーヌが主演舞台を踏んだ後、マダム・ジリがダメ出しをした
バレリーナ達が、自主練習するところ。うす暗い中で衣装がボウッと
浮かび上がり、ドガの描く踊り子の絵のように美しくて、いつも
クリスティーヌとメグそっちのけでバレリーナ達を見つめてしまう。
ジュンモさんの♪彼を帰して、は高音の力強い歌い上げが
オペラを聴いているように素晴らしくて、感動だった。
伊藤潤一郎さん、声に温かみがあって愛にあふれた司教様だった。
川口さんのジャベールは、冷静、沈着にたんたんと歌い上げ、
職務と法に忠実なジャベールの性格が、
感情の振れ幅の大きいバルジャンとは対称的で
自分の中で勝手に描くジャベール像に近い気がして好き。
この日も理生アンジョルラスの存在感と目力にひれ伏す。
子役ちゃんたちも皆歌が上手すぎて将来が楽しみ。
先日の「Toak & Song」イベントのキャスト、原田君と昆さんの
コンビが見れてタイムリーだった。この時のトークで
言っていたけれど、今回のマリウスは、前髪をおろすように
なったらしいが、前髪があるマリウスになかなか慣れなくて
いまだに違和感。昆さんのエポニーヌは、先輩にあこがれる
後輩のようでかわいかった。玲奈ちゃんのエポニーヌよりも
学生たちとの距離が近くてなじんでいるように感じて、
学生たちとエポニーヌが楽しく会話している様子が脳裏に
浮かんでくるような親しみのあるエポニーヌだった。
ジュンモさん、この日もカテコで、緞帳を上げる
パフォーマンスで怪力バルジャンを再現。
いつかまたジュンモさんの歌う「オペラ座の怪人」も聴きたいな~