3月17日(水)紀尾井ホール19時開演の
「ジョン・健・ヌッツォ in 紀尾井ホール
デビュー15周年リサイタル」に行きました。
<タイムテーブル>
出演 : ジョン・健・ヌッツォ (テノール)
ナビゲーター : 服部真湖
ゲスト(ヴァイオリン) : 松本蘭
ピアノ : 村松亜紀
今回のセットリストは、ヌッツォさんの学生時代から
現在に至るまでの人生のイベント時にちなんだ
歌の数々でつづられるコンサートでした。
1曲目はヌッツォさんが大学の卒業試験に選んだ歌。
前半歌われた歌で知っているのはヌッツォさんの
CDに入っている「スリー・チャイニーズ・リリックス」だけだった。
「ジャンニ・スキッキ」の♪フィレンツェの花咲く木のように
は、予想に反して勇ましい歌だった。聞き取れたのは
ジャンニ・スキッ~キ~!の部分だけだったけれど、
なんだかフィレンツェの光景が思い浮かんでくるようだった。
途中聴いたことのあるメロディが入っていて、あれ?
と思ったら♪私のお父さん、のメロディだった。
♪私のお父さんは「ジャンニ・スキッキ」の劇中歌か、と後から気づく。
劇中歌とオペラのタイトルが全く結びつかず頭混乱(-_-;)
二幕では私の好きな「ほほえみの国」より♪君こそわが心のすべて
が聴けた。究極の愛の歌とヌッツォさんのまろやかな声が
合わさって至福の時間。村松さんのピアノ演奏もうっとり。
NHKの紅白歌合戦に出場した時に歌った♪マリア。
ヌッツォさんのコンサートでは必ずと言っていいほどよく聴く歌。
そして今やってみたい役という事で、歌劇「ランメールモールの
ルチア」より、♪祖先の墓よ、が選曲されていました。
初めて聴きましたが、壮大な曲で、オペラはさぞかし
すごい迫力なんだろうな、ということがこの歌1曲で分かる歌でした。
ヌッツォさんのアンコール曲の定番となっている
♪誰も寝てはならぬ。やっぱりこれを聴かなきゃ帰れない。
そして♪私の太陽(オ・ソレ・ミオ)はヴァイオリンの
松本さんも加わっての演奏。とても盛り上がった。
ヌッツォさん、鳴り止まない拍手に、微笑みながら喉を抑え、
息を吐き、「最後はちょっとおさえた歌で…」ということで、
ラストの歌は「レ・ミゼラブル」の♪彼を帰して、を
歌ってくれました。余韻の残る素晴らしい歌声でした。