12月18日(木)中野ザ・ポケット18:30開演の

オフブロードウェイミュージカル「bare」(ベア)を観に行きました。

上演時間は休憩を含む2時間30分。

この日は初日でした。




脚本 : ジョン・ハートミア、デーモン・イントラバルトーロ

作曲 : デーモン・イントラバートロー

演出 : 原田優一



<出演 ・配役> 


ジェイソン◇ 辛源/鯨井康介
ピーター◇  岡田亮輔/田村良太
アイヴィ◇  ラフルアー宮澤エマ/平田愛咲
ナディア◇  谷口ゆうな/三森千愛
マット◇    神田恭兵/染谷洸太
クレア     伽藍琳
シスター・シャンテル  小野妃香里
神父     阿部裕

ルーカス   土倉有貴
ターニャ◆  北川理恵
カイラ◆   島田彩
ダイアン◆  原宏美
ローリー◆  藤原明莉
ザック◆    佐々木尭
アラン◆    森本大介

無印=シングルキャスト
◇印=ダブルキャスト
◆印=カバーキャスト交替日有り
太字が今日のキャスト



<あらすじ>


全寮制のセント・セシリア高校。校長でもある神父の

言葉が響くミサでは、卒業を間近に控えた生徒たちが

祈りを捧げている。平凡な生徒ピーターにはある秘密があった。

それは、学校一の人気者であるジェイソンという

同性の恋人がいること。いつかは自らを―bare―さらけ出し

愛し合いたいと強く願っていた。学内の演劇公演のための

オーディションがシスター・シャンテルによって開催された。

美しいアイヴィ、ジェイソンの双子で皮肉屋のナディア、

主役を狙うマットも参加し、配役が決定する。リハーサルが
開始されると、ピーターの気持ちはより強いものとなっていく。
ドラッグと酒でトリップするパーティーの中、気持ちが募る

ピーターはジェイソンとキスを交わすが、それをマットに目撃されてしまう。
社会、親、友人の目を怖れるジェイソンは自身のイメージを

守るため、ピーターを突き離しアイヴィと一線を越えてしまうのだった。
―bare―になることを求めた彼らの心が絡み合い、

そしてついに、一つの終焉を迎える…





公演プログラムは1500円





素晴らしいミュージカルだった。楽曲も良いし、

今まで日本で上演されなかったのが不思議なくらい。

アメリカのドラマGleeに似ているところがたくさんあり、

あてはめてみると、ゲイのピーターはカートで、

美人で学園のアイドル的アイヴィはクイン、

ちょっとぽっちゃり気味のナディアはメルセデスという感じで

ピッタリ。ナディアが○○するのも同じだし。

ピーター役の岡田亮輔さんと、ジェイソン役の辛源さんは

スリルミーだった。ピーターが私でジェイソンが彼な感じ。

キスシーンもたくさんあり、体裁を気にするジェイソンに

そっけなくされ、さみしそうなピーター。

ピーターは一幕に比べ、二幕ではオネエ度が加速。

岡田さん、切ない気持ちが歌に込められていて良かった。







谷口ゆうなさんのソウルフルな歌声は圧巻。

小野妃香里さんのシスターはファンキー (≧▽≦)
阿部裕さんの慈悲深い神父様に懺悔したくなる

神田恭兵さんは、好きな女性が他の男と付き合って

しまうやるせない役が多いのね。

神田さんののびやかな歌声が大好き。

土倉有貴さんのダンスがすごい~







ラフルアーさんを前回観たのが、「メリリー・ウィーロール・

アロング」で、「シスター・アクト」は未見だったので、

変わりぶりにビックリ(@_@) メリリーの時はもっさりした

感じだったのに、あまりにも美しくてキュートになっていて、

服装もセクシーだったのでみとれてしまった。

きわどいシーンもけっこうあった。







劇中劇の「ロミオとジュリエット」も素晴らしかった。

劇中劇を後ろから見せる演出も入りこめて良かった。

それぞれのキャストのキャラクターがとても魅力的で

歌に関しては「RENT」よりも好きかも、と思いました。

いろいろな曲調のものがあって楽しいし。

楽曲が素晴らしいのでCDを発売してほしいくらい。

再演があるとしたら、シアタークリエか、コクーンで

やっても良いレベルのミュージカル。

違うキャストでも観に行きたかったけれど、

スケジュール的にリピは無理そう…(-_-;) 

でも記念すべき日本初演の初日を観る事ができて良かった。