10月25日(土)サロンテッセラ14:30開演の
「金山京介テノールリサイタル~INCONTRO~」に行きました。
出演 : 金山京介 (テノール)
吉田貴至 (ピアノ)
ゲスト: 川越塔子 (ソプラノ)
<セットリスト>
<アンコール曲>
このリサイタルのタイトル、INCONTROはイタリア語で
”出会い”という意味なのだそうです。
歌の先生の話や、ピアノの吉田さんとの出会いの話等、
歌の合間のトークが興味深かった。島根から上京してきて
8年だそうですが、この1年は特にいろいろな人との
出会いがあったそうで、それらを振り返りながらのコメントの数々。
「ドン・ジョバンニ」の♪恋人を慰めて、はロングブレスが
多かったのですが、パワーがおとろえる事なく
ものすごい迫力で歌い上げ、会場中ブラヴォーの掛け声。
一幕の歌は優しいメロディが多くて、金山君の綺麗な
高音テノールと相まって会場全体に響き渡り至福の時でした。
いつも思いますが、このような演奏会では、
歌う人は何人いても、楽器を演奏するのは一人なので、
ありとあらゆる楽曲を弾きこなす演奏者はすごいなぁと思います。
私はピアノは途中で挫折しましたので、吉田さんのピアノを弾く手元を
ながめながら、そのなめらかな指使いにみとれてしまいました。
お二人の息の合ったコンビネーションも見ていて微笑ましかった。
二幕では日本語の歌が中心で、これもまた聴きごたえがありました。
ラストの「ラ・ボエム」の♪冷たき手を、では歌の圧力が
押し寄せてくるような迫力で、ただただ感動…
アンコールではなじみのある歌がたくさん聴けて楽しかった。
トゥナイトでは、後ろの客席からスペシャルゲストの
川越塔子さんが真っ赤なドレスで登場。
お二人のトニーとマリア、最高でした!
最後の歌はカタリカタリだったのですが、金山君の
カタリカタリを聴きすぎて、最近この歌を聴くと、頭の中に
金山君が思い浮かぶ、”金山カタリ現象”に悩まされています。
本日さらに脳内の奥深くに刷り込まれてしまいました(-_-;)
それほどにインパクトのある金山カタリなんですよね。
終演後にサインをいただきました。
川越さんは地声もかわいらしくて鈴の音のように美しい声(´∀`)
今まで何度となく、ご出演の公演を観ていたものの、
なんとなく話かけにくかった吉田さんともお話しできて良かった。
金山君はオペラ主演が次々と決まり、絶好調。
そして素晴らしい歌声だった。今後の活躍が楽しみです。