8月20日(水)新国立劇場オペラハウス18時開演の
オペラ「カルメン」を観に行きました。
オペラハウスは、去年の「アイーダ」以来久々。
ロビーの花のほとんどが秋川さんと東原さんあてでした。
<キャスト>
たくさんいらっしゃって転記するのが大変なので写メにしました。
子供達もたくさん出演。
<タイムテーブル>
プログラムは小冊子で、無料配布。
オール日本人キャストのオペラは初見でした。
今回、池内響さんがモラレス役でご出演という事で、行ったものの、
知っている出演者でもいないとなかなか敷居が高くて
行けないオペラ。でも上演は4幕あるものの、実際は
3時間弱くらいで、知っている曲がたくさんあった事もあり、
蜷川幸雄さん演出の、4時間ものの舞台を観る事を考えたら
気軽に観る事が出来て、体の負担感も全くなかった。
事前にミュージカル「カルメン」を観ていたので、字幕を読まずとも
それほどストーリー展開に困る事もなく、じっくりと歌も楽しめた。
カルメン役の谷口さん、日本人とは思えないセクシーな
カルメンだった。ミュージカル「カルメン」ではカルメンは
悲壮感があふれていた気がするけど、オペラ版では、
あけっぴろげで、男をもて遊ぶ、という感じに描かれていた。
「ハバネラ」の歌はやっぱり名曲だな~
谷口さんと、ミカエラ役の砂川さんのソプラノが美しくて素晴らしかった。
ホセ役の秋川さんの高音が、歌舞伎を演じている時の
海老蔵さんの声に似ているような気がする。
ホセ、最後はストーカーのようになってカルメンを刺してしまうんだ…
皆同じ兵隊の衣装だったので、なかなか池内さんが
見つからなかったのですが、、冒頭でにいきなり歌っていたのが
モラレス役の池内さんだった。素晴らしいバリトン(´∀`)
1幕からずっとラストまで、女性とからむシーンが多かったけれど、
今回の「カルメン」ではそういう演出だったとの事で、
モラレスという役は特別女性好きな役、というわけではないのですね。
兵隊さん達と、女達がいちゃいちゃするシーンは、「ミス・サイゴン」の
ドリームランドを思い出す。もちろんあんなすごい演技ではないけれど。
「闘牛士」の歌はやっぱり盛り上がる。「カルメン」の中では一番好き。
ドン・ホセのアリア「花の歌」もロマンティックなメロディ。
この歌の後、「ブラヴォー!」の掛け声と拍手の嵐で盛り上がった。
4幕の、黒い衣装を着た女性3人のフラメンコと、それに続く
群舞での歌と、悲痛な表情でカルメンを追い続けるホセの
シーンが緊張感があってドラマティックだった。
「カルメン」は歌も内容も入り込みやすくて楽しかった。
贔屓の役者さんの舞台を観に行くのと同様、
一人でも気になる歌い手さんがいると、そうでない場合に比べて
オペラが10倍楽しくなるといういう事に気が付いた。
今後はもっとオペラに詳しくなれるように頑張ろう~っと!