5月3日(土)よみうり大手町ホールにて12:45から開催された

「ラ・フォル・ジュルネ・ジャポン2014」 No.182の

「音楽の捧げもの<回想する音楽>」を聴きに行きました。





朗 読 : 石丸幹二

ピアノ : ジャン・デュべ


<曲目>

リスト: 詞的で宗教的な調べより(ラマルティーヌの詩とともに)

第1曲 : 祈り

第4曲 : 死者の追憶

第9曲 : 無題

第10曲: 愛の賛歌




3月にオープンしたばかりのよみうり大手町ホール。

初めて入りましたが、落ち着いた木の作りで、壁の表面の

細かな溝によって特に高音域を効果的に拡散させる

作りになっているそうです。客席の椅子はゆったりとしていて、

前の座席との間隔も他の劇場に比べるとゆったりめ。

前の座席の背もたれ部分には、テーブルがついていて、

引き出すと物を置いたり、書き物をしたり出来るように

なっています。今回の公演ではテーブルは使用禁止でした。




冒頭の石丸さんの朗読に、「神は…」とか「主は…」という文言が

出てきて、哲学的な詞だった為、去年観た木場勝己さんとの舞台、

「最後の精神分析 フロイト VS ルイス 」を思い出しました。

ピアノの単独演奏は、昔聴きに行ったリチャード・クレイダーマンの

コンサート以来。ピアノは短期間ですが、習っていた事はある為

聴くのは好きで、久々にじっくりと堪能致しました。




咳払い一つない静寂の中、ピアノの音色がホールの壁全体に

反響して降り注ぎ、それを目を閉じて聴き、瞑想状態に入っていたら、

どこからか、いびきがゴーゴーと… え? ( ̄□ ̄;)と思い、

音の発生源を見てみたら、男性が上を向いて熟睡していた。

なかなか起きないので、真後ろに座っていた外国人が

注意していましたが…その後も何度も眠気に襲われていたようで、

私は気が散ってなかなか集中できませんでした。

たった45分の演奏だったのに…(T_T)




最後の、愛の賛歌は、エディット・ピアフの愛の賛歌とは

全く別物で、違うメロディでしたが、とても耳に心地よい

優しい曲調で、ずっと聴いていたかった。

石丸さんの朗読も、流れるようで、ピアノの調べのように美しくて

素晴らしく贅沢な時間でした。 (いびきがなければなおさら)