5月2日(金) art cafe Friends 19時開催の
「ARDENTE」若手声楽家によるコンサートVol.5を
聴きに行きました。
出演 : 大田 翔(テノール)
金山京介(テノール)
池内 響(バリトン)
山本悠尋(バリトン)
山本恵利花(ピアノ)
参考 : 2013年7月14日に行われた、
若手演奏家によるガラコンサートVol.2 ↓
http://www.youtube.com/watch?v=FFWL1Ce_krY#t=145
<第一部>
♪ 今度の航海は無事だろうか オペラ「仮面舞踏会」より 大田翔
♪ 私は町のなんでも屋 オペラ「セビリアの理髪師」より 池内響
♪ あなたは私の心の王冠 R.シュトラウス 山本悠尋
♪ ビー・マイ・ラブ 映画「ニューオリンズの美女」 金山京介
♪ その素晴らしい薬をお持ちではないですか
オペラ「愛の媚薬」より 大田翔&池内響
♪ 愛のテーマ 映画「ロミオとジュリエット」より 全員
<第二部>
♪ 女ってやつは分からない生き物だ
オペラ「愛の媚薬」より 金山京介&山本悠尋
♪ My Way マイ・ウェイ 池内響
♪ 見上げてごらん夜の星を 金山京介
♪ 君住む街角 ミュージカル「マイ・フェア・レディ」より 大田翔
♪ この地を去る前に オペラ「ファウスト」より 山本悠尋
♪ トルコ行進曲 (平川加恵 編曲) 全員
<アンコール>
♪ カタリ カタリ 全員
最初、客層の年齢層が高めでしたが、
開演15分前頃になると若いお客さんも
たくさん入ってきて、70席ほどの客席が満席になりました。
私は一番後ろからワインを飲みながらの鑑賞。
今年に入ってから、徐々にはまり始めているオペラ。
今回は、先日観たモノオペラ「電話」にも出演されていた
金山京介さんがご出演されるという事で、行ってまいりました。
皆さん大学院をご卒業されてからまだ1年程?27歳前後の
若手声楽家さん達。若手と言っても、、数々の賞を
受賞されている方々でもあるので、歌の迫力はすごい。
ほろ酔い気分で聴くテノールとバリトンは最高で、こんな素敵な
夜の過ごし方があるのか、とやみつきになりそうな予感…( ´艸`)
大田さんは、MCが慣れている様子。歌う時に客席に
視線をグッと合わせて歌うので、目が離せなくて惹きこまれました。
歌の前に、それぞれのオペラや映画の解説をしてくれるので、
歌がイタリア語で、意味は分からなくても、身振り手振りで、
なんとなく通じた。何より、会場がこじんまりしているので、
生声が響き渡り、そのすごさに圧倒されっぱなしでした。
恥ずかしながら、オペラ「セビリアの理髪師」の中の
「私は町のなんでも屋」は、アニメ「トムとジェリー」でしか
聞いたことが無く、今回初めて生で聴く事が出来て良かったです。
池内さんのド迫力の歌が終わると「ブラヴォー」のかけ声!
愛の媚薬では、日本語寸劇からのイタリア語の歌で、大笑いでした。
二部は再び「愛の媚薬」からの寸劇。大田さんと金山さんが
「俺が本物だ」、と言い合いながら退場。言い合っている声だけが
外から聞こえ、会場大爆笑。戻ってきたのは金山さんでした(笑)
終演後のお見送りの際に、山本さんに聞いたのですが、
オペラ学科は学校で歌だけでなく、演技の方も習うとの事。
なので、コメディな演技も本格的で面白かった。
金山さんの歌う「見上げてごらん夜の星を」にうっとり夢心地。
山本さんのオペラ「ファウスト」の「この地を去る前に」は
出征する前に、友人に妹の事を頼む歌という解説を
聞いたので、歌詞は分かりませんでしたが、
情景が浮かんできて、分かりやすく、素晴らしい歌でした。
二幕最後の「トルコ行進曲」は、由紀さおりさん姉妹の歌う
ダバダバという歌詞をつけたものを全員で歌い上げる。
テノール×2&バリトン×2の歌の迫力…すごすぎ…
アンコールのカタリカタリは、テノールの歌らしいのですが、
大田さんが、音域の枠を超えて池内さんと山本さんも歌います、
というと、お二人が咳払いをしたり、準備体操をしたり、ネクタイを
はずしたりしていました。途中から入った池内さんと山本さんの歌も
ものすごい声量と迫力で素晴らしかったので、
キツくて大変そうな感じには見えなかったのですが、
金山さんと大田さんが歌い上げると、バリトンのお二人が
”さすがにかなわない”というようなパフォーマンスをされていました。
最後は盛り上がってすごかった (≧▽≦)
終演後はお見送りがあり、プログラムにサインをいただき、
出演者の方とお話しをさせていただきました。
今年の目標、「オペラにチャレンジする」という目標は、
好きな声楽家の方の公演を見る、というちょっと方向性が
違ってはいるものの、今後一番力を入れていきたい
分野になることは間違いなさそうだ。