12月7日(土)日生劇場17:30開演の

ミュージカル「モンテクリスト伯」を観に行きました。

ネタバレ部分がありますので、

これから観に行かれる方はお気を付け下さい。




日常&観劇日記





初日という事で、作曲家のフランク・ワイルドホーンさんと、

脚本・歌詞を担当されたジャック・マーフィさんが、関係者と

入り口ロビーで談笑していたので、びっくりしました。

おおーと思って見ていたら目が合ってニコニコして下さった。







<あらすじ>


原作小説は「巌窟王」。

19世紀初頭、フランス皇帝ナポレオンがエルバ島に流された頃。
港町マルセイユで育った航海士エドモン・ダンテスは

瀕死の船長を救うためエルバ島へ上陸する。

だが、それは宿命的な上陸だった。マルセイユでは、

今まさにエドモンと婚約者のメルセデスが婚約披露宴を行っていた。

メルセデスの従兄であるフェルナン・モンデゴは、エドモンの友だったが

彼を憎んでいた。モンデゴはメルセデスを手に入れるため、

会計士のダングラールと共謀し、エドモンを罠にはめる。
検事のヴィルフォールは、ナポレオンの手紙の相手が自らの父と知り、

謀反罪をでっち上げ、エドモンを獄に幽閉する。
牢獄でエドモンは、無実の罪で投獄されていた

ファリア司祭に出会い、脱獄の機会を共に狙う。
そして、司祭の死に際の告白により、莫大な財宝を手に入れる。

エドモンはモンテ・クリスト伯と名乗り、復讐を開始する。




音楽:フランク・ワイルドホーン
脚本・歌詞:ジャック・マーフィ
演出:山田和也



<出演者>


エドモン・ダンテス/モンテクリスト伯 : 石丸幹二

メルセデス : 花總まり
モンデゴ : 岡本健一
ヴィルフォール : 石川禅
ダングラール : 坂元健児
女海賊ルイザ(ダブルキャスト) : 濱田めぐみ、彩吹真央

ファリア司祭 : 村井國夫
船主モレル : 林アキラ
ジャコポ  :岸祐二

アルベール:大川 勇
ヴァランティーヌ:ジェイミー夏樹

家塚敦子/石原絵里/岩さき亜希子/大月さゆ/樺島麻美/

鈴木結加里/安部誠司/奥山 寛/さけもとあきら/武内 耕/

谷口浩久/寺元健一郎/中山 昇/山名孝幸/横沢健司  





<タイムテーブル>








昨日のルイザ役は濱田めぐみさんでした。

冒頭の舞台後方の上部に映し出されるあらすじの字が読みにくく、

しかもけっこう長くて目が疲れました。ナレーションしてくれると

助かるのですが…音楽は生オケで迫力がありました。

舞台で石丸さんの歌を聴くのは久々だった。前回観たのはストプレだったし。

花總まりさんの歌は制作発表の時よりもすごく良くなっていた。

メルセデスと愛を語り合うシーンではキスシーンがやけに多い。

先月放送した「ジョブチューン」の島崎和歌子さんとの寸劇を思い出してしまう。

島流しにされた後に独房で歌う「I WILL BE THERE」が

迫力があって胸にせまってくるものがあって良かった。






ロビンソンクルーソーのような風貌になったエドモンだったが、

脱獄に成功し、島で亡くなった司祭の遺言通り、財宝を探しに行く。

脱獄シーンの、海の中をただよう場面では、後方に海の中の映像が映り、

上からエドモンがフライングで降りてくる。リトルマーメイドしていた。

その後引き上げられた海賊船の船長は濱田めぐみさん!!!

黒のミニスカートに網タイツ、ニーハイブーツにマント、ドロンジョ様のようで

めちゃくちゃカッコ良かった!濱田さんてこういう役似合うわ~

濱田さんの歌はカリスマ性がある。本当にすごいな。もっと聞きたかった。

荒くれ男達の衣装も、スタッズやチェーン満載でビジュアル系バンドのようで

そのままバンド組めちゃいそうでした。

後方に波が揺れている様子が映し出されるので、

本当に船に乗っているように見えました。






財宝を見つけた後、伯爵になったエドモン登場。石丸さん、

カールした長い黒髪に貴族衣装が似合いすぎ!

さすがミュージカル界の貴公子。(´∀`) ラブラブ

海賊船での乱闘さわぎの時に命を助けたジャコポの伯爵への

忠誠心ぶりには泣けてくる。ダンディだったわ~

愛するメルセデスと自分をはめた男、モンデゴとの息子、

アルベールと、会うシーン。エドモンが長いマントを広げて

アルベールを引き寄せて歩いているのを見たら、トート閣下と

ルドルフにしか見えなかった。実際にアルベールの衣装は

ルドルフが着るブルーの衣装だったし。






倍返しどころではなく、かなり復讐できたようだ。

最後は愛するアルベールとまた再会できてハッピーエンド。

エンディングは全く違うけど…スト―リーは

「スウィーニー・トッド」とかなり似ていた気がする。

楽曲の素晴らしさはもちろんの事、キャスト一人一人が魅力的に

描かれていて素晴らしい舞台でした。ただの復讐劇ではなく、

赦す事の大切さを教えてくれるメッセージ性のある舞台。

カテコでは演出の山田和也さんとフランク・ワイルドホーンさんと

ジャック・マーフィさんが出てこられて、

日本初演公演が出来た事を喜ぶコメントをしていました。

終演後、劇場を出て、前述のブログを更新していたら

ワイルドホーンさんとマーフィさんが、関係者の方々との会食の為に

正面の入り口から出てこられたのでサインをいただきました。









めったにお会いできない方からの貴重なサインをいただけて嬉しかった。

初日公演と千穐楽は何かとサプライズがありますね。