今日はシアターコクーン14時開演の
「シダの群れ3~ 港の女歌手編~」を観に行きました。
作・演出=岩松了 音楽=エミ・エレオノーラ
<出演>
阿部サダヲ/小泉今日子/豊原功補/市川実和子/赤堀雅秋/
末吉秀太(AAA)/佐藤銀平/永岡 佑/岡田 力/足立 理/
桜木テン/戸井田 稔/吹越 満/小林 薫
ミュージシャン<Swan House Band>=エミ・エレオノーラ(pf.)/
佐藤正治(dr.)/横山英規(bs.)/平田直樹(tp.)/ロベルト小山(sax.)
<あらすじ>
志波崎組から逃れ、あてどなく彷徨った挙句、或る港町に
辿り着いた森本(阿部サダヲ)。密航を図ろうとしていた森本は、
港町を仕切っている都築組の若造たちにいきなり囲まれる。
その窮地を救ったのは、ヨシエ(市川実和子)。森本にしてみれば、
ふってわいた女だったが、実はヨシエは森本を追っていたのだった。
ヨシエに待つよう言われ、港町一番のクラブ《スワン》に入って行く森本。
そこには、こんな港町で終わらず歌手として羽ばたきたいという夢を
持っている女歌手のジーナ(小泉今日子) とマネージャーの山室(吹越満) 。
その店で、客の都築組の若頭・結城(小林薫)、ジーナに惹かれている
幹部のノブ(赤堀雅秋)、都築組が密輸品を上納している大庭組の
幹部・清水(豊原功補) などと出会う。
森本はふとしたことから結城に誘われ組のために働こうとするが、
結城に利用され、次第に都築組と大庭組の抗争に巻き込まれていく。
シリーズ3作目という事で、前作2作を見ないでの観劇。
港の女歌手編は1作目の続きらしく、私には少々分かりにくかった。
そもそも任侠ものは苦手なので、頭の中で都築組と大庭組が
ゴチャゴチャになり、どちらが敵でどちらが味方か、が分からなくなり、
人間関係が複雑で、私には難しかったな~
詳しい人によると、岩松了作品では分かりやすい方らしいが、
最後まで見てもよく分からなかった。
銃発砲シーンがいきなりくるので、椅子から飛び上がって
胸をおさえる観客が続出。私も何度もびっくりした。
阿部さん演じる森本はいきなり人格が豹変して怖かった。
ジーナ役のキョンキョンは色っぽくて艶っぽくてみとれた。
クラブのシンガー役なので、歌を歌うシーンがたくさんあり、
生バンドの演奏もあって臨場感たっぷりだった。
履いているヒールは何センチあるんだ、という位高いピンヒール。
小林薫さん、めちあくちゃ渋!
皆さんオールバックにスーツがビシっと決まってカッコ良かったな。
でもやはり私の中のキングオブオールバックは大口兼悟さんだな
と再認識した一日だった。 ← どうでもいい感想
同じ任侠ものでも「今ひとたびの修羅」のように義理人情が前面に
出ているわけでもなく、親しいのかと思いきや、いきなり発砲、射殺。
私の理解力不足と思われるが、何度か観ないと分からないのかも。
それもそうだし、今日は気になる事があったからなおさら
集中できなかったという事もあるのかな…


