今日は母と歌舞伎座、14:20開演の、
杮葺落六月大歌舞伎 二部を観に行きました。
<演目と配役>
一、壽曽我対面(ことぶきそがのたいめん)
工藤祐経 | 仁左衛門 |
曽我十郎 | 菊之助 |
曽我五郎 | 海老蔵 |
化粧坂少将 | 七之助 |
八幡三郎行氏 | 松 江 |
近江小藤太成家 | 男女蔵 |
梶原平次景高 | 亀 蔵 |
梶原平三景時 | 市 蔵 |
鬼王新左衛門 | 愛之助 |
小林妹舞鶴 | 孝太郎 |
大磯の虎 | 芝 雀 |
二、新古演劇十種の内 土蜘(つちぐも)
僧智籌実は土蜘の精 | 菊五郎 |
待女胡蝶 | 魁 春 |
巫子榊 | 芝 雀 |
番卒太郎 | 翫 雀 |
同 次郎 | 松 緑 |
同 藤内 | 勘九郎 |
太刀持音若 | 玉太郎 |
石神 実は小姓四郎吾 | 藤間大河 |
坂田主馬之丞公時 | 尾上右近 |
卜部勘解由季武 | 亀 寿 |
碓井靭負之丞貞光 | 亀三郎 |
渡辺源次綱 | 権十郎 |
平井保昌 | 三津五郎 |
源頼光 | 吉右衛門 |
事前予習無しで行ったら、やはりセリフの
90%は分かりませんでした(´_`。)
(いいかげん音声ガイド借りろよ、みたいな…)
でもなぜか雰囲気が好きで行ってしまう歌舞伎。
長唄や三味線を聴いているとアルファー派が出てくるのかな。
モワーっとイイ気分になってくる。それに「ン○○屋!」
の掛け声を聞くとそれだけでワクワクしてくる。
菊之助さんて七五三の日本人形のように整った顔立ちなんですね。
全員白塗りだったから愛之助さんがどれだか分からなかった(>_<)
海老蔵さん、目力がすごくてカッコ良かったなぁ
海老蔵さんは弟役で、いやだ~いやだ~とか駄々をこねたりして
幼いように見えたけど、この兄弟は何歳位の設定なのかなぁ
前回も思ったけれど、七之助さんの女形の美しいこと…(*´ー`)
正直、歌舞伎を観るまで、七之助さんて線が細すぎるし、
何とも思わなかったけど、歌舞伎を観てから大好きになった。
土蜘は、前半はあまり動きが無くて時々睡魔が襲ってきましたが、
後半はドタバタして面白かった。みつばちのような黄色と
黒のおそろいの服を着た手下達と、赤、青、緑、紫と
銀の模様入りカラフルな袴をはいた5人組が土蜘を退治しに行くところが
レンジャーものみたいだな、と思ってしまいました。
蜘が白い糸をパーっと出すたびに、サッと黒子のような人が近寄ってきて
クルクルぱぱっと糸を巻いて処理するところが、綿あめを作るみたいで、
手際よくてそこばかりジーッと見入ってしまった。
土蜘の三味線や長唄がものすごく耳に心地よくて、気持ち良かった。
元々太鼓の林英哲さんや津軽三味線の高橋竹山さんが
好きだから、歌舞伎の長唄も好きにならないはずがないな、
と自分の中で納得した一日でした。
開演前には大行列で買えなかった「めでたい焼き」、
一幕終了直後にダッシュしたら買えたので、幕間に食べました。
皮はモチモチしていて、周りはパリッとして、
餡子が甘さ控えめで美味しかった。
おもちが入っているからけっこうボリューミー!
仁左衛門さんと勘九郎さんが好きな母は思ったよりも
勘九郎さんの出番が少なかった為、
「次は勘九郎ちゃんがたくさん出る舞台が観たい~」と言っていた。
さっそく7月公演をチェックしなければ…